- 2008/04/06 日
- 映画
と言うワケで浅野ハーンこと浅野忠信主演"MONGOL"を観に行きました。………辮髪が……辮髪が出てこないのよ!!!こんな事ならクローバーフィールド見に行けば良かった…。
と言うワケで以下ネタバレです。
と言うワケで以下ネタバレです。
と言うワケで、最初に言っておくと《元朝秘史》には全く沿わない内容になっています。多元宇宙かサウンドノベルかと言うぐらい、オリキャラとオリエピの嵐。最初の方は「まあ、《元朝秘史》だって全てが全て正しいか?と言うとそうでもないしなぁ…」と思ってたんですが、むしろ史実の方が少なめ。反町ハーンの方が史実に忠実に思えてくるくらい。
ホエルンはいつの間にかいなくなるし、ボルジュやカサルは殆ど顔見せ程度しか出てこないし、オン・ハンやベクテル、ベルクグデイ、チャガタイ、オゴデイ、トゥルイ、コチンは端から出てこないし……。そのワリにはタルグタイとか、あんまり聞かないような人ばっかりクローズアップしてましたねぇ…。
角刈りのオッサンが出てきたと思ったらジャムカで、しかもよく見たら孫紅雷(《七剣》の風火連城と言うか《我的父親母親》の章子怡の息子というか)だわ、ボルテと名乗るポカホンタスというかLucy Liuみたいな顔の浅野ハーンの嫁は、女の武器を使って次々に危機を乗り越えるはで、かなりカオス。これを叙事詩だとか抜かした人は力士に踏みつけられて背骨折られるとか、生き埋めになって上で飲めや歌えや相撲するやの宴会が開かれるとか、モンゴル式の処刑を受けた方が良いです。もはや何に突っ込んで良いのかすら分からない。メルキト族が攻めてきても、シート布いてポカホンタスと乳繰り合う浅野ハーンとか(しかもこの類のシーンが一度ならず繰り返し出てくる)、オリエピで九死に一生を得た浅野ハーンが助かるなり、いきなり子供の目の前でポカホンタスがベッドに誘って交わい始めるは…と、浅野ハーンとポカホンタスのラブシーンは拷問級。むしろ主役は浅野ハーンではなくポカホンタスではないのかと思うくらい。
これだけなら、席蹴って帰るのですが(辮髪殆ど出てないし)、思い止まったのは、我らがジェベ師匠こと向左使こと鳩摩智こと金輪国師こと皇父摂政王こと巴音が出てたからですね。ちなみに、この映画にはジェベことジルゴアダイは出てこないので、こんがらがることはありません。奴隷商人"Merchant with golden ring(金の耳輪の男)"役で出てきたんで、純粋にモンゴル人の役ではなく「何となくウイグルを意識した、ムスリム商人風のなんちゃってアジアントルネコ」と言う感じでしたね。この人がジャムカに惨敗して捕まった浅野ハーンを奴隷として購入して、西夏(と書いてタングートとルビを振るセンスは買う)の守備隊長にいやらしい笑顔で売りつけ、荒野で拾ったポカホンタスが連れてって欲しいと言うと「奥さん何も持ってヘンみたいに見えるんやけど!」と、すげなくあしらいつつも、ポカホンタスが「何を売るかって?分かってるんでしょ?」という上目遣いの意味深発言に、いやらしい笑みで答えるという、期待通りの演技で主に自分を和ませてくれました。
……でも、西夏(タングート)で浅野ハーンと再会した時、新婚初夜にメルキトに掠われて妊娠して帰ってきたポカホンタスの子・ジョチ(この映画では両親の愛をいっぱい受けてまっすぐに育ってます)や、いつの間にかいた女の子(名前忘れた…けど、コチンではなかった)がなんちゃってムスリムっぽいカッコしてたことや、「もう一人のお父さんは?」と言っていたことや、巴音に拾われた後に、無一文だったはずのポカホンタスの羽振りが、何故か急に良くなったこと等を考えると…何だか愛の話です!とか言いづらい内容のように思えるんですが、如何なモンでしょうか?
ああ、あと、イェスゲイを毒殺するタタルの実力者は何だか《射鵰英雄伝》のムカリ国王に似てましたが…あの人なんて言う役者さんでしたっけねぇ…。
と言うワケで、宣和堂としては辮髪分不足なのであまりお薦めはしません。杉山パンチでも食らえばいいさ!
ただ、全編モンゴル語ですし(浅野ハーンも清原ジャムカも巴音師匠も当然モンゴル語、おまけに大半の出演者が揃ってみんな朝青龍みたいな顔してる)、西夏の人たちは漢語でしゃべりますし、西夏の表札は無駄に西夏文字使ってましたから、そう言うのにビビッと来る人は見て損はないかも知れません。あと、パンフレットは全く資料価値はないので(本編と違うあらすじが載ってたり、キャストが三人しか載ってなかったり…)、自分のような酔狂な人以外にはお薦めしません。三部作とか、作れるわけ無いじゃん!バカじゃない?
……なんだか、良い辮髪映画無いかなぁ…。
ホエルンはいつの間にかいなくなるし、ボルジュやカサルは殆ど顔見せ程度しか出てこないし、オン・ハンやベクテル、ベルクグデイ、チャガタイ、オゴデイ、トゥルイ、コチンは端から出てこないし……。そのワリにはタルグタイとか、あんまり聞かないような人ばっかりクローズアップしてましたねぇ…。
角刈りのオッサンが出てきたと思ったらジャムカで、しかもよく見たら孫紅雷(《七剣》の風火連城と言うか《我的父親母親》の章子怡の息子というか)だわ、ボルテと名乗るポカホンタスというかLucy Liuみたいな顔の浅野ハーンの嫁は、女の武器を使って次々に危機を乗り越えるはで、かなりカオス。これを叙事詩だとか抜かした人は力士に踏みつけられて背骨折られるとか、生き埋めになって上で飲めや歌えや相撲するやの宴会が開かれるとか、モンゴル式の処刑を受けた方が良いです。もはや何に突っ込んで良いのかすら分からない。メルキト族が攻めてきても、シート布いてポカホンタスと乳繰り合う浅野ハーンとか(しかもこの類のシーンが一度ならず繰り返し出てくる)、オリエピで九死に一生を得た浅野ハーンが助かるなり、いきなり子供の目の前でポカホンタスがベッドに誘って交わい始めるは…と、浅野ハーンとポカホンタスのラブシーンは拷問級。むしろ主役は浅野ハーンではなくポカホンタスではないのかと思うくらい。
これだけなら、席蹴って帰るのですが(辮髪殆ど出てないし)、思い止まったのは、我らがジェベ師匠こと向左使こと鳩摩智こと金輪国師こと皇父摂政王こと巴音が出てたからですね。ちなみに、この映画にはジェベことジルゴアダイは出てこないので、こんがらがることはありません。奴隷商人"Merchant with golden ring(金の耳輪の男)"役で出てきたんで、純粋にモンゴル人の役ではなく「何となくウイグルを意識した、ムスリム商人風のなんちゃってアジアントルネコ」と言う感じでしたね。この人がジャムカに惨敗して捕まった浅野ハーンを奴隷として購入して、西夏(と書いてタングートとルビを振るセンスは買う)の守備隊長にいやらしい笑顔で売りつけ、荒野で拾ったポカホンタスが連れてって欲しいと言うと「奥さん何も持ってヘンみたいに見えるんやけど!」と、すげなくあしらいつつも、ポカホンタスが「何を売るかって?分かってるんでしょ?」という上目遣いの意味深発言に、いやらしい笑みで答えるという、期待通りの演技で主に自分を和ませてくれました。
……でも、西夏(タングート)で浅野ハーンと再会した時、新婚初夜にメルキトに掠われて妊娠して帰ってきたポカホンタスの子・ジョチ(この映画では両親の愛をいっぱい受けてまっすぐに育ってます)や、いつの間にかいた女の子(名前忘れた…けど、コチンではなかった)がなんちゃってムスリムっぽいカッコしてたことや、「もう一人のお父さんは?」と言っていたことや、巴音に拾われた後に、無一文だったはずのポカホンタスの羽振りが、何故か急に良くなったこと等を考えると…何だか愛の話です!とか言いづらい内容のように思えるんですが、如何なモンでしょうか?
ああ、あと、イェスゲイを毒殺するタタルの実力者は何だか《射鵰英雄伝》のムカリ国王に似てましたが…あの人なんて言う役者さんでしたっけねぇ…。
と言うワケで、宣和堂としては辮髪分不足なのであまりお薦めはしません。杉山パンチでも食らえばいいさ!
ただ、全編モンゴル語ですし(浅野ハーンも清原ジャムカも巴音師匠も当然モンゴル語、おまけに大半の出演者が揃ってみんな朝青龍みたいな顔してる)、西夏の人たちは漢語でしゃべりますし、西夏の表札は無駄に西夏文字使ってましたから、そう言うのにビビッと来る人は見て損はないかも知れません。あと、パンフレットは全く資料価値はないので(本編と違うあらすじが載ってたり、キャストが三人しか載ってなかったり…)、自分のような酔狂な人以外にはお薦めしません。三部作とか、作れるわけ無いじゃん!バカじゃない?
……なんだか、良い辮髪映画無いかなぁ…。
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ツッコミ:7
- 武藤 臼 2008/04/07 01:24
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一応遠からず見てきます・・・たぶん。
パンフ使えないとなると、記憶するのは厳しいし、西夏文字をスクリーンから見てメモも無理だなぁ。。。 - D 2008/04/07 07:39
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やはり、巴音氏、出ていましたか!
あ~、すっきり!(笑)
それだけでも、観にいったかいがありました。
私は、『感情をむき出し、ジメジメっしっぱなし、語りだしたら止まらない』
ような、疲れる反町ハーンの映画より、こちらの方が、まだ好きです(笑)
ということで、トラックバックしま~す。 - Mario 2008/04/07 14:22
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>プーシキンが言ったという「人が思い描いたものは、歴史上の事実を越える」をスクリーンに実現。
とHPにも書いてありましたので、草原版「天龍八部」のつもり(笑)で見てきます。 中国人に「モンゴル族」と間違われる(日本人と思われない)私としては必見ですので。 - 宣和堂 2008/04/08 00:06
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■武藤 臼様
そこで海外DVDですよ!リージョンがアレですから、アレしないと見られませんが…。でも、思ったよりもタングートと言うだけで、それを期待して見に行ったらガッカリするかもデス。
■D様
自分もご指摘受けて、目を皿のようにして見ていたので、エンドロールからBai Yingの文字を見つけることが出来たわけですよ!
自分は結構、反町ハーンは人には勧めないけど、最後の「フレー!フレー!チンギス・ハーン!!」だけで大ファンなので…。意外に松方弘樹のコスプレもクビライみたいで感動もしましたし…。というか、浅野ハーンはモンゴルの儀礼的に見ると全然筋が通らないので、何じゃこりゃ?と言うのがどうにも抜けなかったんですよねぇ…。クロテンのコートはジャムカに贈るのと、トオリル・カンに贈るのとでは、全然意味が違うんですよねぇ…。
■Mario様
まあ、自分は人には勧めませんが、金返せとは思いませんでした。ただ、勧賞中やたらお尻の痛さが気になりましたが…。
ちなみに自分はよく、中国の人に日本人ではないどこかの国の人に間違われます。 - 雪豹 2008/04/09 08:03
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ほほお、こうなるわけですな。
私は強くお奨めしたいですが。
とまれ、トラックバックさせてください。 - 宣和堂 2008/04/09 21:50
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■雪豹様
おや、ご覧になりました?自分は笑いどころが少ない上に、重くのったりした映画なので人にはあんまり勧めないんですが…。
特に、ジャムカに追われた浅野ハーンが馬を下りてバリケードを築いて弓矢で応戦とかは、如何なモノかと思ったんですが…。
ともあれ、トラックバックはズバーンと打って下さい。もしかしたら、言及リンクがないと反映されないかも知れないので、色々試してみて下さい。 - 雪豹 2008/04/09 23:55
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ちょっと驚いたんですが、宣和堂さん、「元朝秘史」は読んでいらっしゃらないのですか?
タルグタイ・キリルトゥグって結構出てきてますよ。「集史」にも出てくるほどだから、子供の頃虐められた恨みは末代までも語り継がれてる感じで重要人物(悪役の)なんですがねぇ。何でマイナーなんだろ?
>特に、ジャムカに追われた浅野ハーンが馬を下りてバリケードを築いて弓矢で応戦とかは、如何なモノかと思ったんですが…。
いやいや、弓矢で応戦してなかったですよ。
馬で来て徒立ちで戦うとは吐蕃人かよ!と吹きましたが。
基本的には「秘史」に拠りながら「集史」ネタがチョロチョロ出てきたり、私にはクスッと笑えるシーン多かったんですが。
トラバ:1
- MONGOL −モンゴル− from Dの武侠とバラの日々 2008/04/07 07:42
- 娘が彼と、1週間の疲れを癒す為、東京へ遊びに行っているので、D夫婦は、昨夜、まったりと、『MONGOL −モンゴル−』を観に行ってきました��...




