Home > 映画 > 振女子

振女子

 と言うわけで、公開初日の初回を見てきました。矢口史靖 監督『スウィングガールズ』を見てきました。イヤー…。水男子の時と違い、出資元のフジテレビの扱いが違うのは泣けてきますね…。
 水男子の時は特集がテロかなんかで結局公開前には放送されなかったり、日テレからルパン三世の曲の使用許可が下りなかったり、援護射撃皆無の状態で公開されたにもかかわらず、口コミで広がっていってロングラン上映になったわけでしたが、総じてテレビとは無縁の映画でした。しかし、結局、売れるものだと分かると、日テレは水男子のネタをバラエティーでやったり、フジはフジで手のひら返して換骨奪胎した世界の中心で愛を叫ばないと気が済まない人たち向けの偽男子を去年放送(バカさ加減が抜けて、バカみたいな筋書き採用)しただけでは飽きたらず、今年も放送…。しかも、ヒロインが吹奏楽部と言うことは、偽女子まで視野に入れてるんでしょうか…おぞましい。

 で、映画館の売店眺めると、関連書籍にまで差を感じますね…。水男子のノベライズは文庫のみ、しかもそれ以外に関連書籍は丸でなく、狂ったように水男子水男子叫んでた自分は比較的記事が豊富だったキネマ旬報の水男子特集号を読んで満足するのみだったわけです…(しかもパンフと文庫が何故か二冊ずつある)。一方、振女子(と言うことにしときます)のノベライズはソフトカバーだし、いきなりオフィシャルブック?とか、『スウィングガールズと始めるジャズ入門』まで出てます。挙げ句に『「スウィングガールズ」絵コンテ集』まで出る始末…手に負えませんよ…。扱いが横綱級ですよ。でも、矢口ファンとしてはちょっぴりうれしかったりしました。

 で、期待に胸を膨らませて近所の複合映画館に駆け寄って、とりあえず見てみましたよ。あまり情報を仕入れすぎると先が分かってつまらないので、あんまり情報を仕入れずに見に行きましたです。自分も音楽モノの漫画は好きなので、ワクワクです。おまけに水男子のサウンドトラックは結構好きだったので、そう言う意味でもワクワク出来ます。

 物語は公式頁でも見て貰うとして、印象として水男子よりもイマドキの子が出てきてびっくりしました。まあ、田舎が舞台なので一昔のイマドキ感が強いんですけど、ルーズソックスがドガーンって出てきたり、コンパクトカメラカシャカシャしたり、睫毛ビューラーでグイーンと伸ばしたり、携帯メールバシバシ使ったり、水男子の時の「こういうヤツいたわ、昔」的な懐かしさはないですね。その点、なんだか等身大の田舎女子高生達と男の子という感じがしました。
 まあ、序盤からアホみたいな理由で補習クラスの人たちが楽器持つに至る経緯が出てくるわけですが、もうちょっとなんか欲しかった気がします。もっと不純な動機にカモフラージュした何かが欲しいんですよ!!自分だって吹奏楽部帰ってくる時にもらい泣きしましたけど、やっぱりパンチが弱い気がします。
 で、吹奏楽部の先生が今回の伊丹弥生だったわけですが、パンフ見るまで白石美帆伊丹弥生だとは気がつきませんでした。てっきり、振女子の中の眼鏡少女本仮屋ユイカ伊丹弥生なのだと思ってました。途中で関口香織と言う役名なのだと知って驚愕しましたが…。でも、思ってたよりも今回の鈴木鈴木知子上野樹里はあまり印象に残りませんでしたねぇ…。むしろ終始眼鏡の方が印象的でした。眼鏡最強。
 コメディーという面でも、ちょっと観客は冷淡であんまり笑ってませんでしたね…。気合い入れた"What a Wonderful World"のシーンも自分以外は傍観してましたし…。やっぱり水男子の佐藤炎上とか、早乙女の伝言ぐらいのパワーのあるネタは期待しない方が楽しめます。バーニング娘とか水族館の女の子みたいな小ネタが好きな人には充分楽しめます。竹中直人も竹中直人分を抑えて出演してたので、むしろ物足りないぐらい。
 で、結局SWING GIRLS オリジナル・サウンドトラックは水男子の人ではなく、元後醍醐…じゃないゴダイゴのミッキー吉野が担当。でも、この人のサントラも悪くないと思います。透明感のあるコメディーの矢口映画にあってるんじゃないでしょうか。ジャズの選曲はもうちょっと良いものもあった気もしますが、高校生がやってるという設定と、誰が聞いても分かるという面から見ればそうかなぁ…と言う程度。でも、横断歩道のシーンからスーパー前の演奏に至るシーンとかは最高でした。この辺がOSTに入ってるあたりもの凄くお買い得感がありました。音があるって仲間がいるって言うのが視覚以外でも分かるからイイシーンですよね。個人的には、序盤のシーンでスペースチャンネル5 part2ウララ踊り団がスクリーンデビューしていたので、これはもしや…と思ったのですが、やはりクライマックスでスペチャンのテーマ曲とも言うべき"Mexican Flier"がババーン!と流れて小さくガッツポーズ取りましたよ。やったー!!

 と言うわけで、振女子は個人的には水男子を越える評価を与えることは出来ませんでした。もっとも、水男子と比較するつもりで見に行ったわけではなかったんですが…。結果としてそう言う形になっちゃいましたね…。でも、やっぱり大好きな映画だなぁ…。もう一度くらい見に行って、DVDも買おう。

#追記
 小説版を読むと知子はやはりウララ経由で"Mexican Flier"を知った旨が書かれており、それならもっとベースを効かせたスペチャンミックスでやれば良かったのに…とは言え、これで踏ん切りがついたので、品切れ表示が点灯してからのOST漁りに励みます。小説版は映画で語りきれない部分を余すことなく語りきった、トンデモ面白小説なので、映画見た人は映画の興奮を再現するため読んでみては如何でしょう?面白かったです。

#余談
 そう言えば、去年他界した自分の祖父もジャズが好きで好きで、起きてる間中ズーッとジャズ聞いてるような人でした。祖父も楽器が弾けませんでしたけど、なんだか日本のジャズ黎明期から色んなコトしてたらしく、ネットで検索したらやっぱり祖父の名前がジャズ関係のサイトで引っかかりました。やっぱり凄かったのか…。
 ……サッチモのCDでも買いに行くかな…。

ツッコミ:0

ツッコミなし

トラバ:0

この記事のトラバ
http://sengna.sakura.ne.jp/sb/sb.cgi/22
振女子 from 宣和堂遺事
トラバなし

Home > 映画 > 振女子

その他
  • RSS1.0
  • Atom0.3
  • SB2.19R

    管理室

    宣和堂遺事

    宣和堂電網頁

    フィードメーター - 宣和堂遺事

    track feed

    この日記のはてなブックマーク数

    Add to Google

    life_box

    回頭