と言うワケで、浅田次郎『中原の虹』講談社 を読了しました。イヤハヤ…ホント没法子な状況に天命を帯びた?張作霖が満洲に降り立ったぜ!と言うお話でした。
『蒼穹の昴』でも、史上最凶の皇后という評判のある慈嬉太后や、漢奸のそしりを受けることが多い李鴻章を…まあ、贔屓の引き倒しではなく見方を変えることによって、慈嬉太后を永遠の可憐な少女として、李鴻章を徹底した政治家として描写していました。今回は、似たような手法で百日変法の結果、非常に険悪だったとされる慈嬉太后と光緒帝を実の親子以上の絆で結ばれた関係としたり、史上最悪の簒奪者とされる袁世凱も状況が悪化すると呼び出されて道化じみた芝居をさせられる苦労人として描写しています。この辺、オイオイ!と言いながら引き込まれてしまうあたり流石です。
という所で、ネタバレ全開で登場人物の描写に関する感想です。
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Posts Tagged 中華民国
中原の虹
9月 16
名は体を表す
8月 30
ようやっと浅田次郎『中原の虹』講談社に取りかかってたり…。いや、張作霖の話か~気が重いなぁ…と思っていたら、「アンタ間違ってるよ!これはダイシャンの話だよ!」というすすめがあって、読んでみることに…。ダイシャンがクローズアップされる小説なんて無いだろ…普通。
確かにダイシャンが出てきて興奮。頑張れダイシャン!やったね!で、劇中、漢語でもそう難しい語彙ではない「没法子」という言葉が印象的に使われていたり…。で、日々の報道で「没法子」で思い出すのはやっぱりのりピー容疑者だったりね…。
酒井法子は「没法子」だ~とか言う駄洒落を思いついたら、中国圏では誰もが思いつくレベルの駄洒落だったらしい。
確かにスポーツ新聞レベルの駄洒落だよなぁ…。
沈夫人の料理店 1
8月 3
と言うワケで、深巳琳子『沈夫人の料理店 1』ビッグコミック を読んでみた…。何のことはない、『沈夫人の料理人』が明代江南の富家が舞台にしていたのを、今度は民国の上海にしただけだったり…。沈夫人とか李三とか愛蓮とか李大までそのまんま出てきます。ただ、劉の旦那様はキャラが違いますけど、それ以外は殆どそのまんま。恐らく、明代にはない料理…例えば麻婆豆腐が出てきたり、咕嚕肉(広東風 酢豚)が出てきたりと、より現代的な料理が出て来るようになった!というあたりも変更点と言えば変更点ですね…。自分としては正当な『沈夫人の料理人』の続編が読みたかったので、ちょっと肩スカされた感じですね。
結局、第一巻では料理店は完成せず…結局、あのゴテゴテした屋台だけで終わりそうなんですが…。でも、李三は相変わらずへたれな上に、今回は奥様の家にも住み込み出来ないのか…。前の李三の方がまだ幸せだったと言うコトか…。
青天白日娘?
7月 20
青天白日娘
国旗の検索をしてる時にこんなの発見。タイムスタンプを見るに少なくとも二年より前の時期に書かれた模様なので、コレが旬の素材というわけでもない。擬人化は結構前から海を渡っていたのね…。jpegの劣化が見られるので多分コレがオリジナルではないと思うんだけど…。中国にしろ台湾にしろ、元ネタにリンクする文化に乏しいので検索かけてみたモノのめぼしい画像はヒットせず…。同じような画は結構あったモノの、スカートのヒラヒラとカチューシャで青天白日旗のトゲトゲを再現した画というのも無かった。
どうせなら、八娘(普通に名前だ…正紅娘とか鑲黄娘とかで八子と言うコトで…)とか黄龍娘(図らずも小龍女みたいな名前に…)とか鉄血十八娘(何だか清末小説に出てきそうな猟奇臭のする名前…)とか五色娘(こっちは一人でややこしい)とかバリエーションが欲しかった。ああ、五星紅旗は面白くなりようがないので…。あと、あそこの国は公共の場で国旗で遊ぶと厳密には刑事責任問われるらしいから捕まる可能性もあるとか…。
:参考
中国の異民族支配
7月 19
と言うワケで、横山宏章『中国の異民族支配』集英社新書 読了。うーん…やっぱりこの手の本を読むとやるせなくなりますね…。ちょうど、先月出たばかりの本ですから、東トルキスタン暴動に便乗して出版されたわけではないんですが、些かタイムリーでしたね。清末の革命派と変法派における外藩部支配に於ける見解の違いから始まって、孫文や国民党、共産党に於ける外藩部に対する考えの変遷を紹介してます。毛沢東はともかく、周恩来に対するイメージが変わりました。
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