と言うワケで、横山宏章『中国の異民族支配』集英社新書 読了。うーん…やっぱりこの手の本を読むとやるせなくなりますね…。ちょうど、先月出たばかりの本ですから、東トルキスタン暴動に便乗して出版されたわけではないんですが、些かタイムリーでしたね。清末の革命派と変法派における外藩部支配に於ける見解の違いから始まって、孫文や国民党、共産党に於ける外藩部に対する考えの変遷を紹介してます。毛沢東はともかく、周恩来に対するイメージが変わりました。
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Posts Tagged 国共内戦
中国の異民族支配
7月 19
東トルキスタン共和国旗=キョック・バイラック
7月 14
連投で東トルキスタンネタで申し訳なく…。
あまり日本では感じないことだけど、中国大陸では意外に国旗に敏感だったりする。勿論、政治的な理由で。
もう十年以上前に新聞で読んだのだけど、バレーボールかなんかの試合のテレビ中継で、台湾チームの応援団が中華民国の国旗である青天白日満地紅旗を振り回している様が映っていたのがケシカラン!と言うコトで抗議があったとかナンとか、そう言う記事を読んだ気がする。
この場合は、二つの中国を視覚的に象徴してしまうのでおそらくは抗議されたのだと思う。うっすらしか覚えていないから確かなことは言えないのだけど、多分、中国大陸にもその映像が放送されたのかも知れない。
ところが、全てが全てダメなのかというと、そうでもないわけで、中国大陸のドラマを見ていると意外に青天白日満地紅旗に出くわすことがある。どうやら、中華民国の北伐期あたりを象徴する、歴史的な小道具として使われる分にはお咎めがないらしい。このあたりは、北伐以前の北洋軍閥政権の旗である五色旗と扱いは一緒と言うコトらしい。でも、満洲国の方の五色旗は…多分アウト。
台湾と結びつけて、二つの中国を想起するような使われ方をするとアウト。だから、台湾の選手団はオリンピックでは青天白日満地紅旗ではなく、中華奧林匹克委員會旗を掲げて入場するのだ。他の国際大会でも青天白日満地紅旗を掲げて入場することは出来ないのだ。
同じように、チベットが辛亥革命時に独立を宣言した際に制定した、雪山獅子旗は更に厳しい。恐らく、この旗を持って天安門広場に入った瞬間に拘束されること請け合い。テロリスト扱いされても仕方がない。
”Seven Years in Tibet“は出来に関しては…正直あんまり感心しなかったモノの、ラストシーンでBrad Pittが雪山の上に雪山獅子旗を立てるシーンだけは驚いたモノである。多分、自分にとっては雪山獅子旗を見た初めての経験。
この映画はそれ以上に、国共内戦終結後にチベットに侵攻してきた人民共和国軍が、かなり悪辣に描かれている…(個人的にはアレでもソフトに表現してると感じたけど…)という理由で、中国国内では上映を禁止されていたりする。なので、雪山獅子旗のシーンだけがカットされてる!とか言うことでは無く、この映画自体がかの国ではタブーなのだ。と言うワケで、まさか公道で雪山獅子旗の群れがたなびく中、聖火リレーが行われる日が来るだなんて、思いも寄らなかった。時代は変わるんだなぁ…。
で、ようやっと東トルキスタン共和国旗=キョック・バイラック(青旗、青天星月旗)の話になる。コレも1933~1934年に樹立された第一次東トルキスタン共和国成立時に制定された国旗。第一次があるからには第二次もあるのだけれど、めんどくさいので、wikiの東トルキスタン共和国の項目や、ウイグル ホットラインの「第2回ウイグル勉強会」配布資料を参照のこと。この辺は何度読んでも覚えられない。
一時期、東トルキスタン共和国について調べたのだけど、意外に一般的な本からは得ることが無くて途方に暮れたことも懐かしい。東トルキスタン共和国国旗だって、何処かでサッとみたなぁ…程度だったのに、画像ファイルまでググればザザーッと出てくる世の中になったのだなぁ…。オッサン臭くて申し訳ないけど、やっぱり隔世の感がある。
上の写真はワシントンの様子だけど…すげー…一年前には雪山獅子旗に隠れてたけど、今後はキョック・バイラックの洪水…。時代って変わるんだなぁ…。ネットで旗も買えるんだから…。
こう言う時に面白がってTシャツとか作る業者が必ずいるんだけど、キョック・バイラックは色が鮮やかだから結構格好いいなぁ…。ちょっと欲しい…。
東トルキスタン暴動にダイチングルンを思う
7月 13
と言うワケで、今回再開を思い至ったのも、先日来ニュースを騒がせている東トルキスタン暴動…というか、日本ではウイグル暴動と称されるコトが多い暴動を見ていてだったり…。
サミット出席中の国家主席がドタキャンで帰国という、面子丸つぶれの結果を及ぼした暴動に対して 共産党は例の如く、分裂主義者達によるテロ行為と言うコトにしている。まあ、共産党からするとそう言うことになるのだけれど、そもそも中華人民共和国が東トルキスタンの領有を主張するのは、清代に乾隆帝が十全武功と称した外征の一環として、宿敵ジューンガル部を潰滅に追い込んでその勢力圏を奪取したから…なワケだったりする。そもそも、新疆ウイグル自治区に残る、新疆というネーミング自体、新たなる境域=新領土という意味でしかない。ダイチングルン崩壊後、その旧領を中華民国が継承し、更に国共内戦に勝利してその旧領を中華人民共和国が継承した…とする大前提があって始めて中華人民共和国は東トルキスタンの領有を主張できるのだ。







