Tron: Legacy

 と言うワケで公開初日に”Tron: Legacy(邦題 トロン:レガシー)”見に行ってきました。ガッカリムービーだと思って見に行ったので、あんまりガッカリしないで済みましたw以下ガッツリとネタバレです。注意だよ!

あらすじ
大成功したゲーム会社・エンコム社CEOの社長・ケヴィン・フリンが突然失踪。その二十年後、音信不通の彼からポケベルに連絡が入り、彼の息子・サムはゲームセンターから電脳世界に迷いこんでしまう。

 あらすじの段階でかなりダメっぽいです。電脳世界というかサイバースペースって一体何なの?と言う説名無く何となくココとは違う別世界らしい…で話は進みます。以下何故だらけw

何故1:電脳世界で暮らす人々はプログラムらしい…でも何故プログラムが人型なのだろうか?
何故2:壊れたプログラムや所属不明のプログラムは回収されて内容を書き換えられるか、ローマ闘技場のような”ゲーム”と呼ばれる競技に参加させされる…でも、なぜ闘技場で殺し合いなのか?
何故3:プログラムなのに、闘技場でストレス発散しなきゃイケナイらしい…プログラムなのに何故?
何故4:電脳世界の支配者・クルーンはケヴィン・フリンにそっくり…でも何故?
何故5:クルーンは電脳世界を完璧な世界にしたらしい…では何故闘技場やクラブのような息抜きが必要なのか?何故、出世欲剥き出しのプログラムや反体制派のプログラムが存在するのか?プログラムの世界に雨が降るのか?
何故6:ケヴィンは電脳世界の奇跡?フッと湧くように現れたアイソーを革命的な存在と言った…でも何故?その優れた点とは一体何だったのか?
何故7:クルーンはアイソーを不完全な存在と決めつけ、ケヴィンに反旗を翻してアイソーを根絶やしにした…だから何故?
何故8:クルーンは捕らえたトロンをリンズラーとして側近としていた…でも何故?どのようにして?
何故9:クルーンは外の世界をプログラムとともに征服する野望をもっていた…何故征服するのか?プログラムが外の世界に出るそのメリットは?
何故10:クルーンは多くのプログラムを密かに兵隊として改変していた…でも何故密かに改変を行う必要があったのか?堂々と徴兵を出来なかったのか?そもそも一般プログラムと軍隊プログラムの差とは?
何故11:クルーンはプログラムを改変することは出来ても、生み出すことは出来ないという…では膨大な数のプログラムはケヴィンが生み出したモノか?何故ゲームを開催して貴重なプログラムを使い捨てにするのか?
何故12:最終局面でトロンは突然己の役割を思い出すが、仮にもタイトルに名前が挙がる人物なのに、何故そのまま退場するのかw
何故13:最終局面でケヴィンはクルーンと融合するが、何故プログラムと人間が融合出来たのか?その意味は?
何故14:生き残りのアイソーであったクオラはラストで現実世界に出て来るが、何故服装以外は電脳空間と同じ姿格好なのか?

 とまぁ、疑問は一ダース以上ザーッと出てきます。でも、結局は見事なCGと意外性のあるアクション、スタイリッシュなデザインと音楽が楽しめるので、意外と長さは感じませんでした。もしかしたら、極力恋愛要素を押さえたのが功を奏したのかも知れませんww
 ケヴィン役はジェフ・ブリッジスですね…いやはや、”The Fisher King”からもう十年近くなりますか…そりゃ老けるわけですね。
 ヒロイン・クオラ役は…自分は”Twilight”のアリスやってる人かと思ったんですが、髪型が似てただけですね…。でも、他のドラマで見たことある人でしたよ。出演作見ると、”The O.C.“の二期に出てきた、マリッサ寝取るライブハウスのレズビアン店長だった模様…メイクもあるけど違いすぎるよ!”The O.C.”の時はかなり肉感的な役でしたけど、こっちでは何だか神々しい感じでしたしw
 あと、DAFT PUNKが音楽担当していたんですが、ちゃんと本人達出演してました。普通の映画よりもこっちの方が画面に溶け込んでましたwちゃんと演奏してたしコレ目当てで見に行った人も満足ですw

 総じて言うと、SF的な考証は今ひとつですし、自分が妄想した「父親の会社を乗っ取ろうとする悪い大人に電脳世界に突き落とされて、帰って来る話」と言う話ではありません。でも、続編が作れそうな終わり方はしているので、実に楽しみではあります。なんだかんだ、DAFT PUNKのシーンのために!Blu-ray出たら買うでしょうしw
 あと、序盤のゲームのシーンは盛り上げ方がまんまNFLだったので大笑いしましたよww

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