『八旗制度の研究』メモ2 ─順治年間の宗室の出征─

 と言うワケで引き続き谷井センセの『八旗制度の研究』のメモです。この本は『天理大学学報』で発表された「八旗制度再考」という八本に及ぶ論文が元になっています。入関前を対象とした本論は元の論文の通りなのですが、入関後のことを対象にした附論iが付いていることが、自分にとってはこの本の最大のセールスポイントです。

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  1. 附論1 入関後における八旗制度の変化 [戻る]

[歴史屋のたわごと2]露伴の『運命』とその彼方─ユーラシアの視点から

 と言うワケで、久しぶりに神田に行ったついでに東方書店冷やかすつもりで、何冊か本買っちゃいました…。その中でも、杉山正明『[歴史屋のたわごと2]露伴の『運命』とその彼方─ユーラシアの視点から』平凡社 がいつも通りの感情論で押し進めるやり方がむしろ清々しかったのでメモ。

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特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」1

 と言うワケで、色々問題があったモノの、6/24から開催されている特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」を見に行ってきました。
 JR上野駅で買った当日券はチケットぴあで発券したようなチケットで、絵がないですが良いですか?と念を押されたんですが、平成館の会場入り口でもぎられるときに、台北 “國立”故宮博物院展のチケットに交換されちゃいました。まぁ、チケットぴあみたいなチケットにもちゃんと“國立”ってクレジットも入ってましたが、一律に交換することにしたみたいです。こんなの初めてなので驚きました。やっぱり騒動の後ですね…。実際、同行者の中には國立が入ってないチケットを持っている方もおられましたから、そういう配慮からなんでしょうが、無駄にお金かかってる印象です。

 さて、東博敷地内に入るとまずは行列です。今回唯一の目玉と言って良いNo.229 翠玉白菜の列ですね…凄く列んでましたね。正直、北京故宮博物院200選の時の清明上河図巻ほど、何時間列んでも見たい!というモチベーションが持てなかったので、自分は行列を横目に見て、待ち時間180分というのを冷やかすくらいでした。確かに、翡翠白菜台北故宮を代表する文物であることは間違いないのですが、台北故宮を何度か見ている人間からすると、正直物足りなさは否めないのですが、それはまた置いておきましょう。
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