องค์บาก 2
と言うワケで、土曜日にワザワザ上京して見に行ってきましたよ?องค์บาก 2(英題:Ong Bak 2、邦題:マッハ!弐)。と言うワケで以下ネタバレ。知りたくない人は回れ右。
あらすじ
ジャーンジャンジャン!ドシュ!バサバサ!
俺はトニー・ジャー演じるところのティン。
時系列がわかりにくいけど、東の王国の四大将軍シハーデーチョー侯の一人息子だ1。
よく分からないけど親からは踊りの修行のためと寺院に放り込まれた。
幼女と愉しくダンシングライフも愉しいかと思ったが…そうも言ってられなくなった。
東の王国の重臣・ラーチャセーナがクーデターを起こし、父・シハーデーチョー侯をだまし討ちにしたのだ!
俺は裏切り者達から命を狙われながら、何とか父上、母上の元に辿り着いた。
しかし、あと一歩のところで、二人とも目の前で黒ずくめの男に殺されてしまう。
命からがらその場を逃げ出したモノの、今度は奴隷商人に見つかり売り飛ばされそうになっちまった。
冗談じゃない!俺には使命があるんだこんなところで油売ってる暇なんぞ無いんだ!
競売にかけられようとしたときに、奴隷商人にパンチをくれて逃げようとしたが、そいつがいけなかった。
怒ったやっこさんは今度は俺をワニの井戸に放り込みやがった。なんてこった!
ぬかるみの中をワニと戦っていると、いきなり爆音が炸裂した…。
な、なんだ?見る間に奴隷商人達は切り伏せられたり逃げ出したりしている。
どうやら山賊のお出ましのようだ。どちらにしろ、俺はワニを倒さない限り助からないことには変わらない。
ガルーダ翼峰の山賊と名乗る一団の首領・チューナンは俺にナイフを投げてこういった。
己の人生は自分で切り開け!
お言葉に甘えさせてもらうことにした。俺はこんなところで死ぬわけにはいかないのだから…。
え~嘘っぽいですが序盤まではこんな筋です。全然マッハ!!!!!の続編じゃないです。例えるならFFのナンバリングタイトル並に前後の繋がりがありません。
この後、主人公・ティンはイスマイール派の山の老人のようなチューナンの元で、居合や剣術、酔拳などの功夫をたんまり仕込まれて立派な山賊になり、行く行くはアサシンしてやるぜ!という感じにストーリーは進みます。
ただ、説明的な台詞があまりないため、ティンが何考えてるのか分からなかったり、なんでこんな状況になったのか分からないきらいがあります。アクション→回想→アクション→ゾウ→アクション→忍者→忍者→ゾウみたいな感じなので、脳内補完しないとワケが分からなくなること請け合いです。
と言うワケで、やっぱりアクションはガチンコで迫力はあるんですが、ゾウ×忍者とかゾウの足下で斬り合いとか、何人殺してもマドハンド並に増殖する忍者とか、死なないはずだよ鉄布衫!とかはかなりうんざりしました。あと、ムエタイ期待したら案外、功夫と剣術や鎖鎌がやたら出てきて、え?という感じになります。
そうそう、山賊のカンフーマスターがショウブラ辮髪でした。また図らずも行く先々で辮髪に出くわすスキルが発動中の模様です。
まあ、The Sixth Senseと同じくワンアクションの映画なので、途中経過は正直ストーリー上はどうでも良いんですけどね。
という感じで、色々ネタバラしておきながら最終的な感想はぼかしとこうかと…。個人的には面白かったと思います。それにしても、タイの歴史に詳しくない上に、あんまりにも話がわかりにくかったのでパンフ買ったんですが、ほとんどストーリーには触れてませんでした…。やられた!!
- 劇中こんなことを言ってた様な気がする。が、ググるとシハーデーチョーは王様という説明が多い…。だったらシハーデーチョー王とティン王子で良いと思うのだが…。 ↩