リトル・フォレスト 冬・春

 と言うワケで、夏・秋編に続き、『リトル・フォレスト 冬・春』編が公開されたのでサッサと見に行きました。

 基本的には橋本愛演じるいち子(今回の映画でフルネームは及川いち子と設定された模様)が、東北地方の山村・小森でひたすら物を食べる話です。元々、漫画も好きだったので、自分は公開前から見る気満々でした。1年通じて岩手県奥州市衣川で撮影された風景も雄大ですし、ご飯も美味しそうなので、どっかに引っかかり感じた人はご鑑賞をオススメします。

 で、意地になってパンフレットを典拠として原作との対比です。
冬編
Dish1:クリスマス・ケーキ⇒28th dish クリスマス・ケーキ
Dish2:納豆もち⇒4th dish なっとうもち(メニュー的には 16th dish えび餅 しょうが餅 を含む)
Dish3:凍み大根 と 干し柿⇒29th dish 寒さ
Dish4:ラディッシュの即席漬け と 焼きおにぎり⇒19th dish ラディッシュと焼きイモ
Dish5:アズキ⇒18th dish アズキ
Dish6:ひっつみ と チャパティー⇒3rd dish ひっつみ
Dish7:塩漬けワラビ⇒30th dish 塩漬けワラビ

春編
Dish1:タランボ、コシアブラ、コゴミの天ぷら⇒21th dish 4月25日のタランボ
Dish2:ばっけ味噌⇒6th dish ばっけ(ふきのとう)
Dish3:つくしの佃煮⇒7th dish つくし
Dish4:塩マスとノビルと白菜の蕾菜のパスタ⇒20th dish 白菜の蕾
Dish5:キャベツケーキ⇒9th dish 春キャベツ
Dish6:パン・ア・ラ・ポム・ド・テール⇒31st dish パン・ア・ラ・ポム・ド・テール
Dish7:タマネギ⇒32nd dish タマネギ

Dessert⇒last dish 小さな森の収穫祭

 夏・秋編見た後に原作読んだので、前回よりもオリジナル話増えてるのかな?と思ったら、案外そのままのですね…。まぁ、キッコユウ太の出番が大いに増えてたわけですが。

 ちなみに映画に入らなかったエピソードは以下の通り。

5th dish あまざけ
8th dish ある日の朝ごはん
16th dish えび餅 しょうが餅
22nd dish 春蒔き大根のタルト

 正直、一話完結で時系列バラバラなのであまり大きな問題ではありませんが、母親・福子の話が少し出て来る5th dish あまざけ16th dish えび餅 しょうが餅や、ユウ太が出て来る22nd dish 春蒔き大根のタルトが漏れてますねぇ…。まぁ、原作9th dish 春キャベツではユウ太が出て来ない春編 Dish5:キャベツケーキの試食役にユウ太が出て来るので、二つの話をくっつけたって見方も出来ますが。
 原作のおまけ的な話

estra dish 茄子のはな

については、元々『茄子 アンダルシアの夏 アニメ&漫画コラボBOOK』に掲載された

 あと、原作では7th dish つくしが初登場のユウ太についての説明…

こいつは
ユウ太
分校の
2年後輩

春編 Dish3:つくしの佃煮でも残って居て、ちょっと違和感ありますね。映画では夏編 Dish2:米サワーで初登場ですから、この話の中で先のモノローグに続く

やはり最近
小森に帰ってきた

も付けるべきだったのではないかとは思います。まぁ、どっちかというと重箱の隅突くような話なんですがね…。

 でも、1年通じてロケを行って、順番は弄っているモノのほぼ原作通りの話やメニューをこなしているのは、漫画原作の映画としては希有だと思います。特に、ラストでいち子が踊る神楽も原作通りで驚きました。パンフレットによると橋本愛はこの神楽を練習するために、一ヶ月東北に通ったそうなので、気合い入ったシーンだったようですね。まぁ、キッコの子供の父親についてはえ?ッと思いましたけどw確かにこっちの方が納得のラストですが、いち子の旦那は結局出てきたのか?という疑問は残るんですけどねw

 Blu-rayが待ち遠しいです。

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