金庸を読まない人生なんて…

 金庸小説は読まないと人生大いに損するらしい。うーん…。読むと人生が豊かになるかも知れないけど、読まなくてもさして損はしないと思うんだけどなぁ…。世の中面白いものなんて溢れるほどあるんだし…。

隣の部署の人が、金傭を読んだことがないといったら、それは人生を損している!と叫ばれてしまった。1

大いに損しています(キッパリ)。2

 自分は武侠小説に深入りしていたくせに、実はあんまり熱中して読んでたわけではありません。ドラマも途中で投げ出したの多いですしね。深くはまり込めるほど面白くなかったというのが、まあ、実際のところですかね。金庸も全部読んでないです。これがSF小説の世界なら自分、自己批判させられてロケット帽被せられてますよ…。
 で、正直、武侠小説って日本では受け入れられる層は広いとは思えないし、三国志が好きな人がみんな武侠小説が好きだ!っていうぐらい裾野が広がるとも思えないです…。日本だと、ものすごく狭い層でニヤニヤしながらネタにされるニッチなジャンルだと思われ…。まあ、漢族の大衆文化とか大衆のメンタリティーを知るには良い教材だとは思いますが。

 ただ、美少女キャラの書き分けについては確かに特筆すべき点があると思います。あの時代にすでにツンデレ(任盈盈)やヤンデレ(殷離)、メイド(双児)に男装(ホチントン)に綾波(小龍女)までカバーしてるわけですから、現代日本の萌はすでに五十年前の香港で金庸と言う偉大なロリコン小説家が通り過ぎた場所だと言えます。ただ、同じ武侠小説でも古龍の小説に出てくる女性のような深みのあるキャラがいないのが残念ですが…。

 だから、金庸あたりはきれいな絵をつけてハーレムラノベとして売り出せば、勘違いして買う人は多いんじゃないかと思うんですけどね。《鹿鼎記》あたりだと…。

 と言うワケでこの項はとあるつぶやきから派生(事後承諾)。

名は体を表す

 ようやっと浅田次郎『中原の虹』講談社に取りかかってたり…。いや、張作霖の話か~気が重いなぁ…と思っていたら、「アンタ間違ってるよ!これはダイシャンの話だよ!」というすすめがあって、読んでみることに…。ダイシャンがクローズアップされる小説なんて無いだろ…普通。
 確かにダイシャンが出てきて興奮。頑張れダイシャン!やったね!で、劇中、漢語でもそう難しい語彙ではない「没法子」という言葉が印象的に使われていたり…。で、日々の報道で「没法子」で思い出すのはやっぱりのりピー容疑者だったりね…。
 酒井法子は「没法子」だ~とか言う駄洒落を思いついたら、中国圏では誰もが思いつくレベルの駄洒落だったらしい。

  • 酒井容疑者逮捕 中華圏も“沸騰”
  •  確かにスポーツ新聞レベルの駄洒落だよなぁ…。

    スタバもダメならラーメンもダメ

  • スタバの後継は「暴利ラーメン」!故宮のレストラン、批判受け営業中止に―北京市
  •  注目度が高いから、ヘタなコトすれば当たり前みたいに非難に晒されるってコトですね…。確かに北京にしろ台北にしろ、もの凄く集中力を要してお腹も空くワリにはまともな飲食店がないんで、それなりの(この線引きが難しいんでしょうが)飲食店があると有り難いんですけどね…。どうせなら、究極のラーメン至高のラーメンでも出して、冨井副部長に喰わせるショーでも開催すればいいのに…。

    故宮お土産ストリート

    ネットで以下の記事を見つけたり…。

  • 故宮にショッピングセンターが開業、極力伝統を尊重した建物で―北京市
  •  写真と記事から多分ここら辺のコトだと思われ…。


    より大きな地図で 北京観光 を表示

     この辺は前からいくつかのお土産屋さんが入っていて、中身がよく変わっていましたから、今回はお金をかけてパワーアップしたと言うコトですね。にしてもTシャツが158元とか、麺類が30元とかかなりお高い設定ですねぇ…。おでんだってそんなにしなかったのに…。

    2008/11/23訪問

     この近辺の写真も撮ったンですが、かなり前の写真になるので、去年行った際に養心殿前の商店を撮った写真で誤魔化します…。まあ、要するにこの手のお土産屋の親玉をお金をかけて改装したって言うコトですね。

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