建設中の静岡ガンダムを見に行った

 と言うワケで、暇にかまけて連休中にJR東静岡駅に建設中という1/1ガンダムを見に行ってきました。展示は七月からみたいです。

  • 「実物大ガンダム像」が「模型の世界首都」静岡市へ
  •  JR東静岡駅はwikiの記事でも分かるように出来てそんなに間もない……って十年以上経ったですね。まあ、割と周りは閑散とした印象のある駅で、言われてみればバンダイホビーセンター近くにあったな…と言う印象があるくらいです(ホビーセンター自体は静鉄長沼駅のすぐ横なので、こっちの方が印象に残るわけです)。
     で、お調子者の自分はガンダムの設置が始まったという情報を仕入れて見に行ったわけです。暇だったのでw

    駅から確認するとガンダムのガの字も見当たらない…。

    駅から確認するとガンダムのガの字も見当たらない…。写ってるんですがww

     一瞬、ガンダムの字もないジャン!って帰りかけたんですが、下のブログを見てガンダムの位置を確認しました。

  • 今日のガンダム
  •  出かけてくる前に確認しておけと言う話ですがw

    鉄骨しかありませんがな…。

    鉄骨しかありませんがな…。

     ワザワザ出かけてきたのに、鉄骨だけです。しかも周りを衝立で囲まれてるので中の様子は伺い知れません。

    無駄に威圧感のあるビル。

    無駄に威圧感のあるビル。

     おまけに写真で見るとおり、お隣のALSOKビルが無駄に威圧感ありますww

    国道一号線の向こう側から確認

    国道一号線の向こう側から確認

     しかし、国道一号線から見ると渋滞必至というか…。目隠し作るみたいですけどあんまり意味無いようなww
     東静岡駅挟んで反対側=南側に駐車場はあるモノのコレは隣接する静岡県コンベンションアーツセンター・グランシップの駐車場なので、ガンダム見に来たことで駐車できるか微妙ですし、ローソン第三新東京市店みたいな混雑が予想されるとすると…やっぱり列車使った方がスマートでしょう。本数から考えると他県から来る場合は、新幹線JR静岡静鉄新静岡駅静鉄長沼駅ガンダムというコースが混雑避けられるかも知れませんね。

    武士道シックスティーン

     と言うワケで、行ってきました映画『武士道シックスティーン』。全体的には磯山選手に「ヌルいことやってっと、殺すぞ!」と言われかねない内容でした…。アイドルムービーですね。いや、知ってましたけど、なんというか税金ですからしょうがない。以下続きます。ネタばれてますかね…。

     まあ、成海璃子はがんばって磯山さんに近づこうとはしてたんですが、なんだろう…原作で魅力だった部分が削ぎ落ちちゃってるというか、磯山さんはあんな短いスカート履かないだろうし(多分、かっこ悪くても膝下丈のスカート履く)、丸くないと思う。彼女独自のユーモアも殆ど出てこないのでちょっと物足りないですね…。意図があってそうしてるとも思えませんから、磯山さんはあんなこと言わないwwという場面が続出です。全中二位じゃなくて一位だったし…怜那が出て来ないとはいえちょっと違和感が…。あと、人殺しのような目ではなかったよねぇ…。ただ、ミニスカで胡座かく成海璃子はナカナカ良かったです。
     早苗は…まあ、あんなもんだろうしなぁ…。北乃きいだったんですが、何故か堀北真希と勘違いしててガッカリ感が…。なんで勘違いしたんだろう…。ただ、足裁きが日舞という設定はスポーンと抜けてました。元々強いと言うコトになってました。なんだそりゃ?
     後は…お父さん二人ですかねぇ…。磯山父は厳しくて言葉少ないけど、割と子供突き放したところのある親父さんなのに、磯山選手の試合は全部観戦してたりビデオ撮ったりして結構出来た人です。なのに、映画版は玄明先生と一体化した上に全然出来てない大人になっちゃってるので、娘に謝っちゃったりするので、ちょっと…。
     甲本父は…板尾創路だったので写真出てきた段階で吹きました。あと、甲本父の新発明品=眼鏡無し3D画像再生機で再生される映像が、”Star Wars“のレイア姫のパロディーでした…。つまんなかったかなぁ…面白かったから大爆笑したら場内シーンとしてたんですが…。割と早苗を励ますセリフは良かったですね。
     正直剣道シーンは引きばっかりで、思ったより迫力無かったですね…。早苗が何で凄いのかよく分からなかったし…。小説読んでるときは試合は主人公目線だったので、CCDでもつけてるイメージだからナァ…。この辺はもしかしたらアニメとかの方が良いのかな…と思ったくらい。ワンクールで綺麗に終わりそうだしダメかなぁ…。萌えないからダメか…。
     ともあれ、映画では最終的に磯山さんが悩むのは父親の言いつけ通りに剣道やってたけどコレで良いのか?という、割に青春映画では当たり前の結論に……。オイオイ!武士道どこ行ったんだよ!磯山選手武士道は!と、突っ込みたくなりました。コレじゃ映画全編チャンバラダンスじゃネーか!

     総じて言えば、DVDスルーが妥当の映画ですね。…WOWOWが制作に入っているので地上波に来るにはちょっと時間かかるでしょうし、やっぱりDVDでしょうねぇ…。ガッカリしたから原作読もうかな(『蒼穹の昴』と言いこんなのばっかり)。

    Alice in Wonderland

     と言うワケで、ワザワザ川崎までIMAX3D見に行ってきましたよ”Alice in Wonderland邦題:アリス・イン・ワンダーランド)”。思ったほどティム・バートンしていなかったので、実際の所、同じ役者で同じ監督なら自分は”Edward Scissorhands“の3D版みたいナァ…という思いの方が強かったりしたわけです。
     原作の”Alice’s Adventures in Wonderland邦題:不思議の国のアリス)”や”Through the Looking-Glass, and What Alice Found There邦題:鏡の国のアリス)”をそのまま映像化したわけではないのですが、画面からは原作に対するリスペクトに溢れてました。特に小物類や服飾関係は違和感なく見られたと思います。
     内容についてどうこういう話でもないんですが、パンフレットを見てみると意外とオリジナル要素はあるみたいです。随分前に読んだきりだったので、ちょっとしたエピソードに原作のテイストを感じてニヤニヤする程度でした。
     で、映像的には宙に浮いていて、時折透明になる!チェシャ猫は3D映像として面白かったデス。あとは、常に手を舞うように上げているアン・ハサウェイ演じる白の女王は際立ってました。映画館出るとみんな手を上げたくなる仕草でした。トランプの兵隊赤の女王の配下はちょっとヱヴァ弐号機っぽかったです。白の女王配下は白騎士物語っぽかったんですが、マイナーな話になりますからやめときます。
     自分は吹き替え版見たんですが、赤の女王朴璐美白の女王深田恭子だったのが意外…あってましたね。聞き覚えのある声だけど…とは思ったモノのナカナカ出てきませんでした。成る程!フカキョンは日本版作るんだったら白の女王やって欲しいくらいでした。一見善良そうで腹黒い部分もある人ってフカキョン合いそうですし。
     ”Avatar邦題:アバター)”に比べると、3Dありきという内容ではなかった様に感じます。エンドロール見てもどうやらティム・バートンは箱庭的な世界を3Dで表現したかったみたいですね。自分はこのエンドロール凄い好きです。
     もっとびっくり箱みたいにビョンビョン飛び出す映画かと思ったんですが、予告の”Tron Legacy”の方が余程ビュンビュン飛び出してましたね。と言うコトで公開されたらやっぱりトロン見に行こうと思います。
     と一言だけネタバレの感想を追記で。


     最後にディズニーの中国展開へのメッセージとも取れる「これからの時代は中国よ!」というアリスのセリフで物語の幕引きとなるわけですが、どうせならそこで辮髪清人が出て来れば、自分の中でこの映画のランクは更に上がったと思います。ビクトリア朝イギリスが舞台ですから、まだ中国大陸辮髪に溢れていたわけですからね。

    NHKドラマ 蒼穹の昴 第12回 それぞれの戦(いくさ)

     と言うワケで今回は前回に引き続き珍妃のお仕置きの回ですね。写真のことで皇后にいびられた珍妃は、李蓮英の売官のことをそれとなーく光緒帝に告げ口して、却って分を超えて政治に口出ししたことを慈嬉太后に責められて罰を受けます…。

     と言うコトになっていますが、史実に残る事件は真逆ですね…。ちょっと長くなりますが引用します。

     (前略)長春宮の回廊を飾る『紅楼夢』に壁画である。
     透視図による斬新な構図と巧妙な遠近法、一草一葉にいたる細密絵画の手法は、あたかも長春宮が『紅楼夢』の世界の中に存在しているかのような錯覚をもたらす。
     中国の『源氏物語』ともいわれる曹雪芹の長編小説『紅楼夢』は、帝王の封建制を批判したという理由で乾隆が「禁書」としたが、晩清にいたって西太后の愛読書となり、爆発的な流行をみた。西太后の熱中ぶりを知る瑾妃と珍妃の姉妹が、西太后六十歳の賀の贈物として、太后の居宮を飾るべく趣向を凝らしたのであろう。清末の進士で宮廷事情に通じた九鐘主人こと呉士鍳の著『清宮詞』の珍妃を詠った部分の注として「珍、瑾二妃は畫苑をして紅楼夢大観園を畫かしめ、内廷臣に詩を題せしむ」の添書がある。姉妹が発案して大観園の絵画を描かせただけでなく、さらに内定の官人に詩文を求めていたことが知られる。(中略)
     まさに才気煥発を謳われた珍妃姉妹が西太后への恭順を示す「気のきいた贈物」であった。しかしこの抜群のアイディアが王臣達の疑念を招く結果になる。これだけの作品に要した金銭的負担───いかに皇帝の寵愛をうけているとはいえ、この正月、妃に昇格したばかりの姉妹ではないか。その封銀でとうてい賄えるはずもないこの制作費は、いったいどこから出たのだろうか、と。1

     (前略)西太后六十歳の賀の恩恵として珍嬪とその姉は妃に昇格した。その感謝のしるしとして秋の祝典に披露された『紅楼夢』の障壁画は、その抜群の着想で廷臣たちをあっと言わせた。しかしその直後、もう一度全宮廷をあっと言わせる事件が生じる。姉妹そろって妃から無品の貴人に二階級降格させられたのである。(中略)
     その問題とは、口利きによる収賄「売官」であった。2

     と言うワケで、慈嬉太后に懲罰を受けたのは出しゃばって売官を糾弾したからではなく、還暦祝いの為に売官して儲けたためだったわけですね。このスキャンダルが発覚すると、芋蔓式に珍妃のお付きの太監や慈嬉太后お付きの太監も罪を問われて、死刑に処されています。となると、この事件の二年後には妃に復帰している珍妃瑾妃はやはり光緒帝の寵愛あつかったと言うコトでしょうか…。もしくはスキャンダルを利用してお仕置きされたモノか…。どっちもありそうですけど。

    2008年11月23日 宣和堂撮影 長春宮扁額

    2008年11月23日 宣和堂撮影 長春宮扁額

    長春宮紅楼夢長廊

    長春宮紅楼夢長廊

     と、長春宮の写真です。いつもの如く写真はあるんですが、紅楼夢障壁画は絵画保護のためにガラスがビッチリはめ込まれているので、あんまりきれいに撮れないんですよねぇ…。暗いしフラッシュ弾くでまともに撮れたことがありません。自分の技術ではコレが精一杯。

     で、個人的には待ちに待ってた李鴻章が漸く(名前だけ)登場するわけですが…原作と扱いが180°違います……。また大陸で評価変わってきたんですかねぇ…。近代化の英雄=ジェネラル・リーではなくどっちかというと、旧態依然とした漢奸買弁のイメージで進めるみたいですねぇ…。

     代わって原作では名前が出て来ない馮子材清仏戦争の英雄として出てきます。自分は寡聞にして知らなかったので、「ええ~清仏戦争って言ったら黒旗軍劉永福じゃないの?」とガッカリでしたが、調べてみると実在の人物で太平天国関係では有名な人だった模様…。光緒帝とも縁があるので、あの文脈なら劉永福ではなく馮子材なんだろうなぁ…と納得。ちなみにこんなおじいちゃんだったみたいです。

    《清史図典》第十二冊 光緒 宣統朝 下 P.222

    《清史図典》第十二冊 光緒 宣統朝 下 P.222

     今でも公園で太極拳してそうなおじいちゃんですが、六十超えてベトナム遠征してフランス軍の大砲の中に矛持って突っ込んで撃退したり、七十超えても義和団が迫る北京に駆けつけようとしたりする元気なおじちゃんだったみたいです。知らないコトっていっぱいあるんだなぁ…。勉強になりました。

    1. 入江曜子『紫禁城──清朝の歴史を歩く』岩波新書 P.147~148
    2. 入江曜子『紫禁城──清朝の歴史を歩く』岩波新書 P.156

    NHKドラマ 蒼穹の昴 第11回 初めての取材

     さて、今回は春児の取材から始まります。…原作では取材後にハゲでデブで四十絡みのトマス・バートン岡圭之介を連れて教会を訪れたりして、郎世寧ことジョゼッペ・カスティリオーネベネチアングラスの関係について語ったりしたのですが、丸ごとカットですねそうですか…。堂子に安置してある龍玉がダミーという設定自体がすでに無いようなので、仕方が無いかも知れませんね…。
     で、珍妃の出番です。今回は珍妃が宮中で写真を撮ると言うので一悶着、いつもイライラしてる皇后にイチャモンつけられます。

    中央電視台《故宮》第五集 〈家国之間〉より

    中央電視台《故宮》第五集 〈家国之間〉より

     珍妃が写真好きであったとか、紫禁城にカメラを最初に持ち込んだのは珍妃であるとか、光緒帝とコスプレして太監に撮らせたとか言う話はあったみたいです。ただ、真っ当な本で読んだことがなかったり…。謎ですねぇ…。

     で、今回は珍妃が生活していた景仁宮の写真でお茶濁します。
     写真は全て2008年11月23日に宣和堂が北京故宮に参観した際に撮影したモノです。

    景仁宮の入り口 障壁が大理石

    景仁宮の入り口 障壁が大理石

    景仁宮の扁額 質素で飾りがあんまり無いです

    景仁宮の扁額 質素で飾りがあんまり無いです

    割と風情のない外観です

    割と風情のない外観です

    2008年11月23日時点では中で陶磁器を陳列してました

    2008年11月23日時点では中で陶磁器を陳列してました

    多分満洲国経由で摂取された溥儀旧蔵品

    多分満洲国経由で摂取された溥儀旧蔵品

    景仁宮でしか見なかった大きな木

    景仁宮でしか見なかった大きな木

    景仁宮の井戸 ある意味こっちが本当の珍妃井w

    景仁宮の井戸 ある意味こっちが本当の珍妃井w

     東六宮の一つである景仁宮は、康煕帝の生地である…と同時に珍妃戊戌変法の前に居住していた宮殿です。慈嬉太后が起居した西六宮と比べて地味な印象なのですが、本来は咸豊帝正皇后慈安太后東六宮で暮らしていたことからも分かるように、宮殿のヒエラルキーとしては東の方が上です。
     ただ、慈嬉太后の還暦祝いのリフォームが壮麗であったために、西六宮の方が豪華に見えますよね…。景仁宮珍妃の悲劇性も相まって、非情に質素で閑散とした印象があります。珍妃井よりも気にしてみてる人はいなかったように思います。
     留学時代は非公開地域だったので、参観したときにはテンション上がりましたw

     で、今回はおまけで美顔ローラー

    永寿宮の展示室にて 手前右が美顔ローラー

    永寿宮の展示室にて 手前右が美顔ローラー

     前回見つからなかった美顔ローラーの写真です。自分が行ったときには永寿宮の陳列室で展示されてました。記憶は確かでしたw

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