『加沢記』の松殿

 と言うわけで、ご多分に漏れず日曜夜のNHK大河ドラマ『真田丸』を毎週楽しみに見ています。元々、期待値は高かったのですが、考証的にもまぁ、いっか!って感じの解釈ですし、思いの外ドラマとしても個人的には面白いです。
 で、先週の放送、第6回「迷走」で、織田信長への人質として、安土に滞在していた木村佳乃演じるが、安土から小県へ逃走中に失踪するという一段が有りました。松は史実では村松殿=小山田茂誠正室で法名は宝寿院殿残窓庭夢大姉と言いますが、あまり事績がはっきり分かる人物でも有りません。なので、いやこんな話聞いたことないなぁ…オリジナルぶっ込んできたのかなぁ…と思っていると、Twitterで流れてきた文章見ると、どうやら真田家の史料である『加沢記』という書物に元ネタが有るようです。 Read more

Sense8(ネタバレなし人物紹介)

 と言うわけで、Netflixでオリジナルドラマ、Sense8(センス8)を見たのですが…。結構複雑な話なのでWikipediaでも見ながら確認しよう!と思ったらそもそも日本語の項目自体がなくて困り果てたので、英語のページと2話くらいまでの内容をメモ。各国各地域の8人の老若男女…とニューハーフとゲイがある時を境に感覚や能力をシェアできるようになり…。と言うお話です。ちょっと聞いただけではHEROSみたいですが、むしろ、サウンドノベルの『街 〜運命の交差点〜』で主人公の人たちが世界各地に散ってて、お互いに不思議な力でつながっててそれぞれの能力をみんなが使える感じですかね…。最終的に同じ目的になるなら『428』っぽくなるのかもしれませんが…。
 ともあれ、12話あるのですが、2話まで見ても多分何のこっちゃか分からないドラマです。後から見直すと、ああ!そういうことか!となるんですが、何やってるのかさっぱり分かりませんし、そもそも主人公8人が均等に出てくるわけじゃ亡いので、せわしない感じになります。

ウィル;アメリカ シカゴ(Will Gorski – Chicago)
シカゴ警察の警官。人種の坩堝シカゴで街のギャングの取り締まりなど行っていた。テロリストとして指名手配されていたジョナス(Jonas Maliki)という容疑者を追うのだが…。

ライリー;イギリス ロンドン(Riley Blue – London)
ロンドンのアイスランド人DJ。聴衆に誘われてヤバいドラッグのパーティーに連れて行かれるが…。

カフィアス;ケニア ナイロビ(Capheus “Van Damme” – Nairobi)
ナイロビのバス運転手。ジャン=クロード・ヴァン・ダムのファンでバスにも全然似てないヴァンダムの絵を描いて目印としている。母親がエイズを煩っており、治療薬の為に稼がなくてはならないが、ライバルのバットヴァンにバスの客を取られてしまう…。

サン;韓国 ソウル(Sun Bak – Seoul)
ソウルの財閥系一族会社の娘にして副社長。かつてキックボクシングのチャンプとして君臨していた。父親は弟にばかり目をかけていたが、弟は汚職に手を染めていた…。

リト;メキシコ メキシコシティー(Lito Rodriguez – Mexico City)
メキシコシティーの人気映画俳優。ストイックな性格だがセクシーさでは人気随一で男性人気も女性人気も高い。人気女優ダニエラ(Daniela)とのスキャンダルに見舞われるが、彼にはヘルナンド(Hernando)という同居人との間にある秘密が…。

カーラ;インド ムンバイ(Kala Dandekar – Mumbai)
ムンバイの製薬会社社員。ガネーシャ神の熱心な信者。街の食堂の娘だが、社長の息子であるラジャン・ラサルから熱烈なアタックを受けて婚約を決めたのだが…。

ウォルフガング;ドイツ ベルリン(Wolfgang Bogdanow – Berlin (Max Riemelt)
ベルリンのギャングにして金庫破り。従兄弟シュタイナーが目をつけた宝石を親友のフェリックス(Felix)と横取りしようとするのだが…。

ノミ;アメリカ サンフランシスコ(Nomi Marks – San Francisco)
サンフランシスコのブロガー。元ハッカーであったが、足を洗い性転換して女性となった。現在は彼女のアマニタ(Amanita “Neets”)と暮らしており、プライド(LGBTのイベント)に参加しようとしたのだが…。

冰嬉

 長年の懸念事項である冰嬉に関する記事を見つけたのでメモ。
 と、最近冰嬉で検索するとコレばっかり引っかかるんですよね…。《後宮 甄嬛傳(邦題:宮廷の諍い女)》という人気ドラマの一シーンです。

 この動画の03:44頃から安陵容のフィギュアスケートが始まります。で、人気ドラマの有名なシーンで使用されたことで、割と冰嬉自体がメジャーになったようで、圓明園ではこんなアトラクションもやるようになったみたいですね…。

Read more

九王奪嫡のマンジュ封号

 さて、辮髪乙女ゲードラマこと《歩歩驚心(邦題:宮廷女官・若曦(ジャクギ))》の再放送をツラツラ見てました。何のかんのやっぱ面白いですよねぇ。自分は主人公の若曦にはあんまり感情移入出来ないんですが、まぁ、乙女ゲードラマなので、この人は阿哥たちを描くための狂言廻しですしねぇ。てか、マンジュなので本来ルォシィとでも呼ぶべきでしょうけど、この時代だとどうですかねぇ…。元々漢字を想定した名前は漢字のママで良いのかなとも思います。ともあれ、このドラマは史料読んだだけではさして魅力的とも思えない多羅敦郡王胤䄉はじめ他の阿哥たちを魅力的に描いてますよね…。確かに十阿哥は愚かかも知れないけど、案外気持ちの良い奴だったのかも知れないなどとはこのドラマ見るまで思いもしませんでしたというか、さして印象強かったわけでもないですしw

 と言うワケで、今回は九王+α達の名前のマンジュ語読みとマンジュ語の封号を調べて見ました。
Read more

1 2 3 4 5 7