順治元年入関前夜3─昭顕世子の見た入関

 前回と同じく、岡本隆司『清朝の興亡と中華のゆくえ ─朝鮮出兵から日露戦争へ─』講談社 を読んでて引っかかった部分のネタです。

 まもなく第一の試練が訪れた。「流賊」李自成みずから率いる大軍が、呉三桂軍打倒のため、山海関に押し寄せてきたのである。清軍は十分に休息し、英気を養ったのちに、城門を開いて打って出た。一大会戦である。満洲騎兵が大きな威力を発揮して、李自成軍は敗退、清軍は一挙に北京へなだれ込んだ。i

 ドルゴンが以逸待労の計で李自成をコテンパンにしたことになってますが、本当にそうだっけ?と言うお話です。

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  1. 『清朝の興亡と中華のゆくえ』P.46 [戻る]
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