こんな本を買ってみた

 先週今週と割と面白そうな本を購入。まだ読んでいないんですが…。とりあえずざっと紹介。

■河内良弘・淸瀨義三郎則府編著満洲語入門』京都大学出版会
 すでに死語として認識されて久しい満洲語の入門編。思ったよりも安かったのでamazonで購入したモノの、最初の数頁ですでに挫折しそうデス…。
 基本縦書きのアルファベットなんですが、文章の頭と半ばとお尻とでは母音ですら字形が違うらしい…。せめて紫禁城満漢双璧扁額くらい読めればいいなぁ…と思ったんですけど…。とりあえず語彙だけは拾えそうです…。

■中野美代子『「西遊記」XYZ このへんな小説の迷路をあるく』講談社選書メチエ
 いつもの通り、中野センセ西遊記本です。今回は明刊本にのみ掲載されているに注目したみたいです。
 え~っと…流石にここまで来ると正直素人にはお勧めできないレベルですね。中野センセの”《西遊記》は明代の匿名練丹術士が編集した暗号にまみれた本だ!”と言う説に従って、むしろ宗像教授に説明してもらった方が良いような説を展開してます。
 万暦年間という時代を洋の東西から見たり、《西遊記》に登場する詩を類書に見立てたりするあたりは面白いんですが、陰陽五行がどうとか音通でどうのこうのと言われるとどうも…申し訳ないんですが、トンデモ通り越して、もはやムーっぽいんですけど…。それに、トンデモ説のほとんどが音通をキーワードにする傾向があるので、思わず自衛本能がはたらきますね。
 それに、中野センセの説は面白いにしても、問題は匿名の練丹術士達が、どうしてそんなワケの分からない仕掛けをワザワザ《西遊記》に仕掛けたのか?と言うあたりに説得力のある説明が無い限りこのあたりは、読者はポカーンとせざるを得ないんですけど…。そこで、《西遊記》は賢者の石を作るためのレシピだったんだよ!とか言われたら、むしろ天晴れと感動しますけど…。
 また、清代の編者達が明代の《西遊記》の本質を理解しなかったばっかりに、詩などをばっさり切った!とする割には、元刊本の《西遊記》にも陰陽五行の仕掛けがほどこされてると言われても、正直牽強付会という四字熟語が頭の周りをクルクルするのみなんですが…。
 あと、今更日本のドラマ三蔵役を女性が演じているのは(最近の学生は三藏が女性だと思い込む人がいるので)けしからん!とか、《西遊記》の邦訳と言えるのは、明刊本李卓吾評本を底本とした岩波文庫版の中野センセ訳著と、清刊本=《西遊真詮》を底本にした太田辰夫センセ&鳥居久靖センセ訳の平凡社版だけだ!と叫んでみたり、《中国大百科全書》に《西遊記》の記事が呉承恩の項にしかないことで、まだ俗説に拠っているのか!と嘆くなど、結構愚痴成分も高い感じです。
 まあ、自分みたいな斜めから読む読者にとっては、コレはコレで面白いんですけどね。

■ヤマザキマリ『テルマエ・ロマエ』ビームコミックス
 書店で手ぬぐいと風呂桶抱えたローマ彫刻の表紙を見て、衝動買いしてしまった漫画。帯に書かれているとおり、『古代ローマの男、現代日本の風呂へタイムスリップ!!そこで目にした日本の風呂文化に驚愕した彼は…!?』と言った内容。タイムスリップするのは基本的に風呂to風呂。しかも、風呂漫画なのにサービスショットがオッサンのケツとかばあさんのバストアップとか、ほぼ嫌がらせの範疇。
 こんなにふざけた設定なのに、時代設定がキッチリとハドリアヌス帝の時代となっていて、実に細かい風俗描写がなされていて(文献漁ってもナカナカ当時の日常生活はイメージしづらいと思う)、考証的には自分レベルが指さして笑える範囲にはないデス。この辺が小気味良いです。
 この巻では、銭湯→露天風呂→自宅風呂→風呂ショールーム→湯治場にタイムスリップしては、主人公の建築設計士=ルシウス・モデストゥスが斬新な風呂を設計して何故か出世していく話になってます。心配なのはそんなに風呂ネタだけで話が続くのかという点だけですが…。
 ともあれ、面白かったです。桜玉吉の漫画でもおなじみのO村編集長も出演されてます。ってこの漫画12月に出てたのか…。

■上橋菜穂子・チーム北海道『バルサの食卓』新潮文庫
 数日前に友人に『上橋菜穂子の小説もよく読む。するとやはり旨そうな料理が出てくる。』と言われて、ほんとかよ~アニメ版の『精霊の守人』は見たけどさして美味そうじゃなかったけど…。と思いつつペラペラ捲ると美味そうだったので買っちゃいました。
 なんだかんだ美味そうな料理の出てくる小説は面白いですよねぇ…。どんなに豪華な食事を書いても全然美味しくなさそうな小説とか、料理名の列挙だけで味気ない小説を読むと、この作者余程食に興味が無いんだなぁ…とか思いますが…。

■安彦良和『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 20 ソロモン編・後』角川コミックス・エース
 ドズルの戦死シーンに粛然と…。それにしてもキシリアの卑劣さが増してるナァ…。

Pigtail

 清末モノのドラマなどで西洋人辮髪Pigtailと称されて、開明的な知識人が異国で憤慨する…っていうのはお約束の一つになっているかと思います。なるほど、英語では辮髪のことをPigtailって言うワケね~豚のしっぽだなんて侮蔑的~等と言う文脈で語られることも多いと思います。でも本当にそうなんでしょうか?

 英単語でPigtailって普通に三つ編みお下げ髪のことを指したりするわけですよ。ポニーテールと同じ感覚です。となると…
1:辮髪のことをPigtailと称したので、辮髪に似ている三つ編みお下げ髪のことまでもPigtailと称するようになった→辮髪起源説
2:元から英語圏では三つ編みお下げ髪のことをPigtailと称していて、たまたまダイチン・グルンに到達した際に、見慣れた三つ編みお下げ髪に似ている!辮髪辮子を指してPigtailと称した。→三つ編み起源説
…と、二通りの起源が考えられますよね。と言うワケであまりにも暇だったので、暇潰しにwikiをだらだら読んでみました。

 で、wikiのPigtailの項目を見てみると…Pigtailは普通に三つ編みお下げ髪のことを指す模様です。ここの項目は辮髪の香りがいたしません…。ひとまずは、2番の三つ編み起源説を支持しても良いようです。結果早いです。
 では、英語で辮髪のことを何というのだろう…と、先のPigtailの項目を読んでみると…関連項目にQueue (hairstyle)と言う項目があります。Queue (hairstyle)を読んでみると…

The queue or cue is a hairstyle in which the hair is worn long and gathered up into a ponytail. It was worn traditionally by certain Native American groups, Indian Brahmins (see Kudumi) and the Manchu of Manchuria.

 モロ満洲族のヘアスタイルですねんって書いてますね。やはり、Pigtailと同じく、頭を剃り上げることではなくて長い髪を三つ編みにすることが重要視されるようです。それ故に、頭を剃り上げない三つ編みお下げ髪のNative AmericanのヘアスタイルもQueueと称されているようです。いずれにしろこの項目の八割方は満洲族辮髪について書かれているので、とりあえずQueueなる髪型は満洲族辮髪のことを指す…と考えても良さそうです。
 どうでも良いんですが、この項目、漢語で言うところの辮子満洲語訳まで載ってますね…。なんか…ありがとう。

 では、辮髪のことをPigtailと称すのは誤用なのか?と言うとそうでもないようです。
 ついでに見つけた記事では、1873年のサンフランシスコあたりで衛生上の問題を理由として、中国華僑辮髪を切り落とす法令が制定されて、コレをPigtail Ordinanceと称したようです。 この法令のPigtailは確実に華僑辮髪のことを指しているので、やはりPigtail辮髪のことを指す用例はあるわけです。
 で、この法令を率直に訳すと辮髪令……ですね。辮髪を切り落とせ!という法令ですから、薙髪令と真逆の法令ですが…実に興味深い。
 おそらく移民の中でも異様な髪型=辮髪を結ったまま団結を保つ華僑は、移民社会の中でも奇異な目で見られたんでしょう。彼らを周りと溶け込ませるために、強制的に断髪させたんでしょうから、意味合い的には薙髪令と同じ何じゃないか?という、このアンビバレントな感じがたまりません。

 と言うワケで、wikiによるとPigtail辮髪起因の英単語ではなく、元々は三つ編みお下げ髪を指す単語だった模様デス。なので、辮髪を指してPigtailというのは、別に侮蔑の意志を込めて称したワケではなく、単純にポニーテールと同じノリでピッグテール~って言ってみた…と、言い張ることも出来るみたいです。漢語の辮髪も英語のPigtailも髪を三つ編みにする…という意味だけで、頭を剃るというニュアンスは含まれていない…という側面も非常に興味深いです。自分は大辮髪主義者なので、北米大陸辮髪地域に組み込めるという確信を得ました。いや、良い暇潰しになりました。

 うーん…小人閑居して不善を為すを地でいってしまったような…。

NHKドラマ 蒼穹の昴 第三回 修業

 と言うワケで、『蒼穹の昴』の第三回です。……新幹線の中で小説版の文庫本を十年ぶりに読んだんですが、いや、別物ですね…。ドラマももうちょっと破天荒な梁文秀で良いと思うんですが…。なんだか春児の浄身も畢五が出て来ないから唐突な感じになっちゃったわけですねぇ…。と、一応感想をば…。

 今週では梁文秀科挙の結果状元に選ばれるわけですが…。なるほど…言われてみれば、殿試って保和殿前で行ったんですね。小説でも確かそんな表現だったと思うんですが、座卓を持ち込んで答案を書くという発想がなかったので些か驚きました。
 え~気になったのは保和殿扁額満漢合壁になってなかったことですかね。現在の北京故宮に行くと確かに保和殿始め外朝三大殿及び端門午門太和門に付随する門や建築物)は漢字のみの扁額がかかっています。

1995年06月07日宣和堂撮影

1995年06月07日宣和堂撮影

 コレは袁世凱中華民国大総統から中華帝国洪憲帝にクラスチェンジしようとして失敗した際に掛け替えたワケですから、時代考証的にはアウトです。折角横店で撮っているのに、満漢合壁扁額が作られていないのはおそらく、元ネタになるべき扁額が残っていなかったので、満洲文字がいい加減になるくらいならいっそ作るのやめちゃえ!と言うコトなんですかねぇ…。
 あと、ミセス・チャン梁文秀の淡いロマンスで、辮髪の髪結いが重要なファクターとして登場しているのはドラマオリジナルですがなかなか良いシーンでした。ただ、出来ることなら梁文秀辮子は見るからに荒れてるくらいの方が良かったと思います。ただ、この頃の満洲女性が男性の辮子を結ったか否かはちょっと自分も分からないんですけどねぇ…。
 と、ミセス・張固倫寿安公主であることが明かされ、慈嬉太后と仲良くおしゃべりするシーンがあったんですが、小説風に慈嬉太后はおきゃんな口調に訳されていないあたりにドラマとして魅力に些かの不安が…。春児に心を開いたり、李鴻章が来てもこの調子だとちょっと残念なんですが…。

《清史図典 第十一冊 光緒 宣統朝 上》P.83

《清史図典 第十一冊 光緒 宣統朝 上》P.83

 で、英字新聞の記事に出てきた栄禄との不倫は割に昔からよく言われたデマですね。栄禄は16歳という年少時から官界デビュー果たして、以後出世街道をひた走って国権を担う役職を累任します。彼が満洲旗人だとしても異例の出世と言えます。が、そもそも栄禄慈嬉太后の甥にして、光緒帝の従兄弟に当たる人物ですから、その縁故により出世したわけです。実にシンプル。なので不倫関係とかは流石にないと思われます。

 そうそう、予告見るに来週は珍妃乾隆帝が出演する模様です。ちょっとワクワク。

NHKドラマ 蒼穹の昴 第二回 母と子

 と言うワケで第二回です。ドラマ版では春児玲玲が孤児になってて、梁文秀の実の母に育てられたので、なんだか義兄弟になりましたという改変にポカーン。春雷にいちゃん…いないことになっちゃったよ…。

 と言うコトで今回は前回話が出た光緒帝の親政へ向けて、垂廉聴政から訓政に移る過程…ですね。
 大清…というかダイチン・グルンは早くから漢化されて、乾隆年間頃には満洲人漢人とほとんど変わらなかった!とか言われがちですが、それこそがダイチン・グルンが腐心して支配下の漢人に植え付けた”中国”イメージによるモノです。満漢合壁勅旨なども、満文漢文と同じ事が書かれているだけだ!なんて思われがちですが、最近のマンジュ語研究ではマンジュ語の文章の方がより詳細で、具体的な内容であることが分かってきているようです。このドラマが言うように、漢人を信じるな!的な事はほんとにあったみたいなんですよね。

《清史図典 第十一冊 光緒 宣統朝 上》紫禁城出版 P.6

《清史図典 第十一冊 光緒 宣統朝 上》紫禁城出版 P.6

 実際、清朝は歴代、科挙制は残されて、漢人にも相当な権力があったように誤解しますが、あんまり軍事権や行政権の大権は漢人には貸与されていませんし、満洲人八旗以外の漢人と婚通することも無かったようなので、通常考えられているよりもずっと漢化していなかったりするようです(実は、新中国になってから満人…とされているのは、満洲八旗はもちろん、漢人八旗、蒙古八旗を含む旗人だったりする。旗人間では通婚が盛んで生活様式も旗人様式と言えるモノだった模様。なので、遺伝的には漢人の血は入っている)。
 本当の意味でダイチン・グルン漢化したのは実は慈嬉太后西太后)の頃だったのではないか?と個人的には思っています。慈嬉太后は治世の前期こそ、恭親王奕訢をはじめとする満洲貴族を頼ったモノの、清末の国難に対して軍事の大権を曾国藩李鴻章左宗棠などの漢人官僚に与えました。光緒帝戊戌変法の際には康有為梁啓超漢人に頼りました。劇中に出てくる栄禄満洲人ですが、やはり実力的には李鴻章らと比較すると、ちょっと見劣りするのが事実…。
 最終的には宣統帝溥儀満洲人蔑視…と言っても良いくらいの不信感に繋がっていくわけです。実は国父摂政王 醇親王載灃が組閣した、清末満洲貴族の内閣は、満洲復古の目から見れば、いつ裏切るか分からない漢人の手から、信用のおける満洲貴族に大権を戻す試みだったわけです。結局、その試み自体は辛亥革命で頓挫するわけで、時期をわきまえないお坊ちゃんの誇大妄想だの、民情を顧みない暴挙だのと後世からは言われるワケです。漢化からダイチン・グルンを復活させるため…と考えれば、非難されるべき施策ではないんですが、ちょっとやり方は拙かったんでしょうね。結局、醇親王・載灃はあんまり良いところを見せることなく、一度は追放した袁世凱に頼って、結局はダイチン・グルンを滅亡させたワケですから、よく言われることはないんですけどね…。
 ちなみにこのドラマに出てくる、光緒帝の父親である醇親王・奕譞はもちろん、宣統帝・溥儀の父親である醇親王・載灃の父親でもあります。光緒帝醇親王・載灃は兄弟ですから…。
 と、ドラマの関係ない系図漢化の話するくらいですから、あんまり大した感銘を受ける回ではなかったと言うコトです。安徳海は実在の人物ですが、慈嬉太后の不興を買って処刑されたわけではなく、同治年間慈嬉太后の助命嘆願を無視されて、官僚に処刑された太監なんですけどねぇ…。
 あ、あと珍妃は新しいモノ好きで、紫禁城に最初にカメラを持ち込んだのは珍妃だとも言われています。コスプレして光緒帝とのツーショットを宦官に撮らせたとも言われていますが、現像された写真の実物はありません。光緒帝の肖像も写真のモノは残念ながらありません。なので、もっとも有名な朝服図でも貼っておきます。

NHKドラマ 蒼穹の昴 第一回 紫禁城

 と言うワケで、NHK-BS hiで01/02から始まった辮髪ドラマ、『蒼穹の昴』です。………。NHK北京華録百納影視有限公司との共同制作で、全二十五回。文庫本四冊の話をどうドラマ化するんだろうとは思っていたものの…。これはちょっとなんだか残念な感じがするんですが…。

 とりあえず、時系列がビュンビュン飛ぶので春児李春雲)・玲玲兄妹と梁文秀の関係を書いておかないと、後々面倒というか『中原の虹』で出てくる李春雷の立場が無いというか…。
 あの一話目では分かりづらいのですが、小説では春児玲玲兄妹は極貧家庭で糞拾いをして生計を立てていました。梁文秀春児らの家の近所に住む富豪の息子ですが、春児と意気投合して義兄弟になります。もちろん、大哥とか呼ばれてても春児玲玲兄妹と梁文秀には血のつながりはありません。
 と言うか、科挙を受けるまで梁文秀は血反吐吐くような辛い思いをしたはずなんですが…。ああいう風にサラッとやられちゃうと、状元になって泣き叫んだり出来ないと思うんですが…(ドラマ版でカットされるとそれはそれで泣ける…)。
 また、春児の自宮シーンも何のこっちゃか分からないシーンになってしまい、悲壮感がまるで沸いてきませんね。あそこって、性器を自ら切り取る!という実にクレイジーな博打を打たないと、生活出来ないという没法子どーしよーもない)さが伝わってこないというか…。
 まあ、田中裕子は元々似てるので慈嬉太后は安心して見れます。光緒帝とか隆裕皇后とか李蓮英あたりの人たちは…まあ外してはいないと思うんですけど、この調子で李鴻章とか袁世凱とか出てきたらなんだか、『坂の上の雲』に出てきた人たち使えば良かったのに…と言うコトになりかねませんね…。あと、珍妃隆裕皇后並に面白い顔だったらどうしようかしら…とか、そもそも珍妃いないことになってたらどうしよう…とか言う不安が拭えんワケですが…。
 辮髪的には貧乏人表現なんでしょうけど、春児が今時珍しいGガン東方不敗のような髪型だったのがいただけないのですが…。まあ、後々太監になって宮殿に入る頃にはビッチリ剃り上げるんでしょうけど、もうちょっと草ボウボウみたいな髪型で汚らしくないと説得力がないというか…。というか、何で吹き替えじゃなくて字幕なんだろうと思いつつ(台詞と訳の違いに若干のイライラ感がつきまとうので…)、期待します。漢語音声が入ると、それはそれで何で光緒帝慈嬉太后のことを親爸爸なり老仏爺と呼ばないんだろうとか、宦官以外もみんながみんな奴才って言うのはどうだろうとか、色々言いたくもなるんですが…。

 ともあれ、新春大型辮髪ドラマですし、大好きな小説原作のドラマなんで、最終回まで追っかけます。

コスプレ写真

コスプレ写真

 写真1中央は周りに”老仏爺”と呼ばせた慈嬉太后観音コスプレ写真です。ちなみに右で合掌している人物が総管太監李蓮英です。で、ちなみに左は慈嬉太后お気に入りの親族・四格格徳齢公主(笑)の著書によると、慈嬉太后の写真は全て徳齢の兄である勲齢が撮影した…と言うコトですから、この写真も勲齢が撮ったものでしょうか…。

 ちなみに日中合同制作なので、《苍穹之昴》とかで検索すると大変なコトになってしまいますね…。
 あと、ミセス・チャン役の殷桃って范冰冰に似てるんですが、ああいう顔が大陸の人気女優なのだなぁ…と納得。この人他のドラマで楊貴妃やってるみたいですね。

  1. 《故宮珍蔵人物照片薈萃》紫禁城出版P.43
1 26 27 28 29 30 31