それは康煕帝…
一番大きな画像は康煕帝…。ちなみに、サザビーズに出品されるのは乾隆帝の『八征耄念之寶』…在位五十五年、傘寿八十歳を記念して作られた玉爾です。判子大好き皇帝の乾隆帝がいろいろ持ってた玉爾の内の一個だとは思うんですが、十二支噴水と同じような愛国アイテムになり得るんでしょうかねぇ…。でも、この程度で大騒ぎだと、まかり間違って日本に『十全老人之寶』があるとか言うのが報道されたら、デモの洪水が藤井斉成会有鄰館に殺到するんですかね…。
宣和堂の節操のない日記
一番大きな画像は康煕帝…。ちなみに、サザビーズに出品されるのは乾隆帝の『八征耄念之寶』…在位五十五年、傘寿八十歳を記念して作られた玉爾です。判子大好き皇帝の乾隆帝がいろいろ持ってた玉爾の内の一個だとは思うんですが、十二支噴水と同じような愛国アイテムになり得るんでしょうかねぇ…。でも、この程度で大騒ぎだと、まかり間違って日本に『十全老人之寶』があるとか言うのが報道されたら、デモの洪水が藤井斉成会有鄰館に殺到するんですかね…。
中国のamazon…というかJOYO.COM(卓越網)で遊んでいたら、先日紹介した《北京古建築地図(上冊)(中国古代建築知識普及与伝承系列叢書•北京古建築五書)》精華大学出版社 が売っていたので、思わずリンク。更に、目次があったのでコピペしてみようかと…。
目録
一、北京旧城古建築分布
二、分片索引
三、交通簡図
四、北京古城史略
五、北京古建築分片導覧(一)皇城:
皇城概述/ 1故宮(紫禁城)/2天安門/3太廟、社稷壇/4景山/5北海、団城/6中南海/7大高玄殿/…………/35普勝寺
(二)皇城外東片
皇城外東片概述/ 1馬輝堂/2什錦家園19号院四合院/3原中法大学/4麟慶宅(半畝園)/5美術館東街25号四合院/6俊啓宅/7東四清真寺/8老舎故居/…………/15北京飯店初期建築
(三)皇城外西片
皇城外西片概述/ 1礼王府/2洵貝勒府/3国立蒙藏学校旧址(鎮国公綿德府)/4儀親王府/
(四)内城南片(1)
内城南片(1)概述 /1正陽門及箭楼/2淳親王府/3原麦加利銀行/…………/25北京内城東南角楼/26明城墻遺址(東部)/
(五)内城南片(2)
内城南片(2)概述 /1明城墻遺址(西部)/2醇親王府/3李大釗故居/…………/16中国農工銀行旧址/17保商銀行旧址/
(六)内城北片(1)
内城北片(1)概述 /1北京鐘鼓楼/2万寧橋/3那王府/4楊昌済故居(豆腐池毛主席故居)/…………/35旧式鋪面房/36為宝書局
(七)内城北片(2)
内城北片(2)概述 /1德勝門箭楼/2匯通祠(乾隆御製詩碑)/3三官廟/…………/36保安寺/37地安門西大街/
(八)内城東片(1)
内城東片概述 /1雍和宮/2柏林寺/3前永康衚衕7号四合院(徐海東、陳毅故居)/…………/16恒親王府/17南豆芽清真寺/
(九)内城東片(2)
内城東片(2)概述 / 1礼士衚衕129号四合院/2内務部街11号四合院(明瑞府、六公主府)/3史家衚衕51号四合院(章士釗故居)/…………/14協和医院住宅群/15寧郡王府/
(十)内城西片(1)
内城西片(1)概述 /1西堂(天主教聖母聖衣堂)/2前公用|衚衕15号四合院/3魁公府/4玉皇閣/…………/20西四転角楼/21元大都下水道/
(十一)内城西片(2)
内城西片(2)概述 /1万松老人塔/2民国地貭調查所/3普寿寺/4斉白石故居/5呂祖閣(呂祖宮)/6鄭王府/7都城隍廟後殿(寝祠)/
(十二)前門外西片
前門外西片概述 /A前門地区/B前門大街/C大柵欄街区/1塩業銀行旧址/2交通銀行旧址/3勧業場旧址/…………/37林白水故居(重建)/38京華印書局
(十三)前門外東片
前門外東片概述 /A鮮魚口街区 /1京奉鉄路正陽門東車站旧址/2福建汀州会館北館/3陽平会館戯楼/4奮章衚衕53号四合院(郝寿臣故居)/5新開路(新革路)20号四合院/6興隆街52号四合院(伝為李蓮英故居)/7金台書院/8薬王廟/
(十四)外城南片
外城南片概述 /1天壇/2先農壇/3正陽橋疏渠記方碑/4永定門(復建)/5燕墩(煙墩)/6湖広会館/7南海会館(康有為故居)/8中山会館/9三聖庵/10陶然亭、慈悲庵/11雲絵楼、清音閣/
(十五)外城西片
外城西片概述 /1報国寺(含顧亭林祠)/2長椿寺/3瀋家本故居/4楊椒山祠松筠庵/…………/12崇效寺藏経閣/13国民政府財政部印刷局旧址/
(十六)外城東片
外城東片概述 /1隆安寺/2袁崇煥祠、墓和廟/3花市清真寺/4花市火神廟/5南崗子天主教堂(聖德肋撒堂)/6法華寺/7夕照寺/六、附録
(一)北京旧城区旅行資訊
(二)北京古代建築常見術語解説
(三)参考資料
(四)図片来源
自分くらいの変質者になるとこれくらいでワクワクできますよ。
ボサッとしてたら、NHKで慈嬉太后の特番をやっていた模様。
とりあえず、録画して見てみました。どうせ、希代の悪女!とかナンとか言ってまたドジャーン!ツボからあの女の首が!みたいな番組なんだろうナァ…と思ったら、『西太后 大清帝国最後の光芒』中公新書 の加藤徹センセがゲストの上に、存外まともな構成でビックリ。『蒼穹の昴』の番宣かなぁ…とも思いますが、かなり慈嬉太后よりの構成でした。ナカナカ興味深かったです。
慈寧宮ってそう言えば姥捨て山って言うか、子供を産めなかった女の人達が集まる場所だったなぁ…とか思い出したり、実際にスタジオに運ばれた中華料理…というか満漢全席うまそー!(駱駝のこぶの蒸し物とか蝶鮫とか)とか、慈嬉太后の本名が杏貞と紹介されてるのは、どんな根拠なんだろう~とか、慈嬉太后は写真を撮るときには必ず咸豊帝に貰ったイヤリングをしたとか(初耳~)、色々楽しめました。
でも、徳齢の証言って面白いのが多いものの、学術的にはあんまり評価されないと聞いたんですが(矛盾とか飛躍が多いとか何とか)、何処まで信用して良いのかしら…とか、慈嬉太后の妹の子孫を”西太后の末裔”とか、珍妃の母親の妹の子孫を”珍妃の末裔”と称するのは…ちょっとどうかと思いますが…。血のつながりないジャン!一族の末裔だよ!なんて思ったりもしましたが…。
と言うワケで、2008年11月に北京に行ったときの写真御蔵出し…。消しちゃったので再掲載。
更に、珍妃?と言われる写真だけど、あんまり紹介されていない写真も再掲。別人だという説でもあるんですかねぇ…。
ま、このネタも案外好きなんですよと。
と言うワケで、ある日書虫をヘラヘラ見物していたところ、《北京古建築地図》1なる本を発見。さして何も考えずに、「今度行ったときの参考になると良いなぁ…」程度の考えで購入したわけですが…。これ面白いです。
大体北京の紹介本というと、昔はこうだったああだった的な紹介が殆どでしょう。それはそれとして大事なことなんですが、ガイドブックとしてより重要なのはその建物が何処にあるのか?そして何よりも大事なのが、今は参観できるのか?っていうコトです。
その点、この本はやってくれました。いつ頃建てられた建築物なのか?どの程度の文化施設なのか2、解放しているか否か?また、現在は何として使用されているのか3等々、あらかた自分が知りたいことが網羅されており、おまけに文献上では知っていたけど、何処にあるのか知らなかった施設が結構あります。ガイドブック的にも使える上に、ぺらぺら捲るだけでも面白い本です。
去年、北京に行ったときに遠くから眺めた大高玄殿は実は総参謀部が占有していたらしいとか書いてありますし、中共中枢部の通称でもある中南海に関しても民国時代の写真を多く載せていますし(写真が小さいのが本当に残念)、北海公園の建築物なんかもちゃんと紹介しています。おまけに、民国期に撮影された北京…当時の北平?の航空写真も各地域ごとに掲載されていて非常に便利です。
というか、去年出てればこれでコース考えたのに…と思わないでもないですが、とにかく、ぺらっと捲っただけでも、自分が手にした北京関係の本と比較して、かなりの濃度のある本だと感じられます。京師大学堂の校舎がまだ残ってるとか、溥儀が生まれた醇親王府(北府)が元々、康煕朝の大学士・明珠の邸宅で、ここで納蘭性徳が生まれたとか、知らないコト満載です。そうそう、去年あわよくば行こうとしていたサンゴリンチン祠堂は小学校になっている模様…あと、サンゴリンチン邸というか僧王府も現存しているけど現在は民家とか、読んでて飽きませんねぇ…。
ただ、79元というお値段なら買いなんですが、輸入するとちょっとお高くなっちゃいますねぇ…。北京が好きで古建築が大好き!と言う人は買って損はしないと思います。お薦めです。
いずれ、この本の情報をGoogleマップとかに落としたいですねぇ…。ともあれ、この濃度で上冊ですから、今から下冊が楽しみです。多分、今度の巻で殆ど北京の内城と外城はやり尽くしたから、下冊では郊外をやるんでしょうけどこの濃度でもつのか心配ですね…。
で、このシリーズ…は五冊4出てるんですが、ついついその内の紫禁城と頤和園買っちゃいました…。多分出来がよければ、他の二冊も買うと思います…。天壇なんてさして興味無いのに買っちゃうんだろうナァ…。
注目度が高いから、ヘタなコトすれば当たり前みたいに非難に晒されるってコトですね…。確かに北京にしろ台北にしろ、もの凄く集中力を要してお腹も空くワリにはまともな飲食店がないんで、それなりの(この線引きが難しいんでしょうが)飲食店があると有り難いんですけどね…。どうせなら、究極のラーメンと至高のラーメンでも出して、冨井副部長に喰わせるショーでも開催すればいいのに…。