天聰5年の六部人事(2016/07/10追記)

※と言うわけで、コメントでご指摘頂いたローマ字表記を『内国史院档 天聰5年』2巻=『天聰五年檔』を元に直しました。かなり訂正がありましたね…。中には『帝国を創った言語政策』の表記を取った箇所もあります。六部の名称も同書の表記に沿うことにしました。あと、各民族名称も『天聰五年檔』に準じた形の名称を併記しておきました。
 庄声センセの『帝国を創った言語政策』のおもしろさを伝えようとして中々できていないのですが、とりあえず、清代の六部に関する表をば…。基本的には『帝国を創った言語政策』のP.85にある表3-1 天聰五年の六部を元に作表しました。六部のマンジュ名称はWikipediaにある清代の官職の項が参考になりました。

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『加沢記』の松殿

 と言うわけで、ご多分に漏れず日曜夜のNHK大河ドラマ『真田丸』を毎週楽しみに見ています。元々、期待値は高かったのですが、考証的にもまぁ、いっか!って感じの解釈ですし、思いの外ドラマとしても個人的には面白いです。
 で、先週の放送、第6回「迷走」で、織田信長への人質として、安土に滞在していた木村佳乃演じるが、安土から小県へ逃走中に失踪するという一段が有りました。松は史実では村松殿=小山田茂誠正室で法名は宝寿院殿残窓庭夢大姉と言いますが、あまり事績がはっきり分かる人物でも有りません。なので、いやこんな話聞いたことないなぁ…オリジナルぶっ込んできたのかなぁ…と思っていると、Twitterで流れてきた文章見ると、どうやら真田家の史料である『加沢記』という書物に元ネタが有るようです。 Read more

バトゥ麾下のイギリス人貴族 その3

 ここのところネタにしている、バトゥ麾下のイギリス人将校ネタで取り寄せていた、ガブリエル・ローナイ 著/榊優子 訳『モンゴル軍のイギリス人使節─キリスト教世界を売った男─』角川選書262 が手元に届きました。とりあえず、巻末に上がっているナルボンヌの聖職者イヴォーの書簡を採録したマシュウ・パリスのイギリスの年代記からの引用の中で、件のイギリス人に関連するところを引用してみましょう。
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バトゥ麾下のイギリス人貴族 その2

 と言うわけで、昨日の記事を上げたところ、ありがたいことにTwitterでご指摘を頂きまして…。

 確認したら確かに記述がありましたので、メモついでにこれも上げておきます。

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