Steins;Gate

 と言うワケで、アニメをチクチク見ていたわけですが、PSP版をザックリ購入してガツガツプレイしてみました。基本的には分岐が殆ど無いアドベンチャー…というか電脳紙芝居と言った風情のシステムなので、ゲーム性が云々というモノではありません。ただ、ネットの評で良く見かける、止め時が分からない!という感想は全く的を射たモノだったと言うことは身を以て知りました。いや~ホント、序盤は眠気に負けてプレイ断念が多かったんですが、中盤以降、物語が加速するに従って早く続きが知りたいドリッピー状態でしたね。どっぷり填り込んでしまいましたです。勝手な感想備忘録代わりに書いておきます。チラ裏ですねw
 と言うワケで、以下はネタバレです。というかネタバレせずに感想とか無理な話なのです。

 アニメじゃ分かりづらかったんですが、厨二病の主人公・鳳凰院凶真…こと岡部倫太郎は大学生。で、幼なじみの女子高生のまゆしぃこと椎名まゆりと、大学の同回生にして高校の同窓生・ダルこと橋田至とで、ヘンテコ科学実験サークル・未来ガジェット研究所を秋葉原で運営していたわけです。で、未来ガジェットの研究開発を営む内に未来ガジェット八号機電話レンジ(仮)を試作。その開発の合間に、イロモノ科学者であるドクター中鉢のタイムマシン研究発表会に出席するためにラジオ会館8階に赴くわけです…。そこで、岡部倫太郎は17歳にしてサイエンス誌に論文を掲載された天才少女・牧瀬紅莉栖と不可解な切っ掛けで知り合います。が、その直後、彼女が血溜まりの中で倒れているところに遭遇し、その場を離れたところで研究所メンバーラボメンたるダルに、その旨のメールを送ります…。
 まあ、主人公・岡部倫太郎ことオカリンは女性にはすこぶる評判が悪くて、生理的に受け付けないとか、気持ち悪いとか散々な言われ様をしています。これが大きなハードルになってたりするわけですねぇ…。自分も正直苦手でしたw

知的飲料

 序盤は、何故か生きていたクリスティーナもしくは助手こと牧瀬紅莉栖と再会し、齟齬を感じながらも、助手ラボメンに迎えて主人公達は電話レンジ(仮)のヘンテコ機能の解明に奔走します。で、どうやら電子レンジを稼働中に、電子レンジに接続された携帯電話メールを送ると、過去に送られていたのではないだろうか?という仮説に達します。この設定が秀逸ですね。バイナリデータのみを過去に飛ばせる!というのは画期的なアイデアです。しかし、電話レンジ(仮)は何故かだいたい正午から18時頃までしか使用出来ません。何度観測しても一定しません。また、何故かメールは2バイト文字6文字を3通しか送れません。これらのヒントから、主人公達は偶然に作り上げた電話レンジ(仮)の仕組みを解明し、バージョンアップを試みます。
 また、ひょんなコトから、同時に世界的な研究機関である欧州原子核研究機構SERN)が、どうやら秘密裏に小型ブラックホールの生成に成功し、タイムマシンの研究を密かに行っているらしいことも分かります。で、過去に送るメール実験やタイムマシンの開発を順調にこなすオカリンの元にも、何者からか脅迫メールが届きます。ここで漸くとんでもない事態になっていることに気がついたオカリンは実験の中止を決断しますが…。

人工衛星は突き刺さってないのでβ世界線

 序盤のタイムトラベルの理論の説明、また、電話レンジ(仮)の原理、また、電話レンジ(仮)のバージョンアップに関する理論は久しぶりに科学モノでワクワクする屁理屈でした。正直、バイナリデータカーブラックホール通すと超圧縮される…という設定にだけはちょっとついて行けませんでしたけど、文系のSFっぽいギミックが好きな自分はドップリ填ってしまいました。特に、未来ガジェット研究所の階下にあるブラウン管工房とその奥に鎮座する42型ブラウン管モニタや、ラジオ会館の屋上に忽然と姿を現した人工衛星2ちゃんねる風の掲示板・@ちゃんねるに現れたジョン・タイターあたりの謎解きは、すぐには分かるもののやっぱり分かった時には、あああああ!そうか!いや、オカリン気がつけ直ぐに行け!となります。殆ど一本調子のシステムでこの臨場感出すのは結構凄いと思います。いや、だって絵付きのラジオドラマみたいな部分有りますし。

一秒ごとに世界線を越えてみた

 で、これ以降は8/13以降の話。更にネタバレ。ここから各ヒロインごとにエンドがあります。基本的にバットエンドですね…。
 まず、自分はM4大ッ嫌いです。身勝手ですし、何度も殺されますし、絶対に許せない。ゼリーマン見た時は泣きました。
 鈴羽の父親については、8/6段階で自分は気がついたんですが、アレをあの人に推理させるとは思いもつきませんでした。不具合についてはちょっと意外というか何というか…。ここで父親となんかあると面白いのになぁ…と思ってたら比翼恋理ではそんなシナリオになってましたwあくまでもBack to the Futureやりたかったんだなぁ…とw不可逆のリブートはわりと好きな終わり方ですが、オカリン……。まあ、辛かったんだね…。
 フェイリスは意外に填りましたね。もっと性根が悪い人なのかと思いきや…という感じではありますがwこのルートは4℃さんありきですから、まあ、何も言うまいw分離喪失のジャメヴュは一応ラボメンがみんな揃ってるので嫌いじゃないエンドですね。4℃さんもいるエンドですしw
 ルカ子は…正直辛いルートでしたね…。まあ、ルート自体もドンヨリしてる上に、いや、そんなコトでタイムリープすんなよ!というのはフェイリスルートですら感じたことなのに、このルートで感じないわけがないというか…。で、背徳と再生のリンクは不満たらたらというか…ルカ子は絶対あの選択肢を取らないでしょ?ルカ子ならあのタイミングなら、何も言わずにオカリンにメール送らせるはずです。自分がルカ子好きになれなくなったのはこのエンド見てからですねぇ…。ラストの止め絵でまたガッカリですよ。お前ら絶対に子供の名前にあの人の名前つけんじゃねぇぞってコトですよ。
 先ほど書いたようにM4が野垂れ死ぬのは別に心が痛まないわけですが(個人的には死ぬ回数が少なすぎ)、FBは切なかったですねぇ…。あそこからSERNに直通回線がある時点で、FBSERN側かSERNに敵対する側という予測はついていたんですが、橋田鈴との関係性から後者であって欲しいと思いましたが…。これも知ったあとにガックリしました。あと、M4殺害犯もアレですねぇ…。まあ、タイムリープしてきたのは良いんですが、そもそも、あの段階で携帯持ってたのかって言う疑問が残るというか…。あんだけの回数こなしてきて、距離の移動はどうしてたんだろうとか…。本部に運ばずに保管されていたとするなら、理解は出来るんですが…。携帯だけはFB持たされていて、M4に操作教わるなりの演出があった方がグッとドラマツルギー的には来るんじゃないのかな…と思ったら、真エンドで似たようなことやってますねw

ラジ館閉鎖中で8Fに侵入出来ず…

 もう、透明のスターダストに関しては何も言うことがないというか、目から体内の水分使い果たしました。まゆしぃ天使通り過ぎて女神やで…。もうこの辺になると、オカリンのことをかなり好意的に見てるのが分かって自分でも気持ち悪いですね。観測者としてはオカリンまゆしぃを守りきることに絶望しないコトを祈るのみでした。ちなみにラストでも泣かされました。年取ると涙腺緩みますよね?
 因果律のメルトは……まあ、正直特に何も。でも、ラストは卑怯ですwあれじゃ助手に肩入れせざるを得ないww

ここに来ると走らないといけない気がする…

 で、まあ、この段になると、オカリンにとって守るべき存在であるまゆしぃと、頼るべき存在である助手の二択を迫られてるわけで、これはキッツイなぁ…と、プレイヤーも思いますよね。いや、どっちも助けたいしw実際の所、オカリンまゆしぃを保護しているつもりで、オカリンに危機が及ぶと必ず躊躇せずにオカリンを守るのはまゆしぃなんですよね。他の人は足がすくんで動けなくても、まゆしぃだけはオカリンを必ず助けるのです。逆に言うと、アトラクタフィールド云々があるにしても、オカリンは一度もまゆしぃを助けていないわけで…。無かったことにした世界でも、まゆしぃは巻き添え食らってるにもかかわらず、最後に伝えたい言葉がありがとうデスよ?やっと役に立てたよですよ?助手取る人は鬼かよ!とは思うモノの、責められないのもたしか…巧い…ww

アキヨドも舞台w

 で、境界面上のシュタインズゲートに入って漸くプロローグの伏線回収ですよ!ドンだけ待たせるんだよって言う話ですよ!ドクター中鉢とかメタルうーぱとか屋上の無傷の人工衛星とかいつ回収するんだよ!どうせこうなるんだろ!と思いながら待ってましたが、メタルうーぱだけは予想外でしたねww
 FBM4殺害犯にしても言えますが、登場人物の全てが実は関係者っていう話はあんまり好きじゃないんですが、あまりにあんまりすぎて唖然としました。まあ、これはアリかなぁ…。まあ、人工衛星から出て来る人は、CGの配置から絶対あとで再登場するだろうと思ってましたが、待たせすぎだよ!嬉しいじゃないかこんちきしょ~!
 まあ、でも、このラストは綺麗で好きです。やっぱりバッドエンドよりはハッピーエンドですよ。後ろめたさも罪悪感も感じないで済むエンディングは貴重ですよね。
 オカリンはウザイしキモイしヘタレなので、全く主人公たる資格があるように見えません。科学の才能は助手に敵わず、ハッキングの腕はダルに敵わず、人望はまゆしぃに敵わず、殴られればボコられるし、使命を達成するのに何度も失敗するし、良いとこまるでありません。彼の持つ特殊能力にしても、観測者たる能力と言うだけでそれを以て相手を駆逐出来るわけでもないし、改心させるに足るわけではありません。何の役にも立たないんです。でも、ラボメンに対しては利害無く接してその窮地を助け、ヘタレながらも敵対する相手をも思いやる人物ではあるわけです。ヘタレのくせに言わなくてはいけない場面では絶対逃げないですしね。このサイトご覧になるような方にわかりやすい言葉で言うと、侠客というか大侠の風があるンじゃないかとすら思います。まあ、自分の勘違いでしょうねwかなりオカリンは格好いい部類の主人公だと思うようにすらなりました。だから、最終的には彼の選択こそが運命石の扉の選択なのだと納得しちゃいました。シナリオに負けましたね。
 とまあ、評判通り面白いゲームでした。アニメはまだ8/13を過ぎたばかりですから、これから凄惨で救いのない話になるんでしょうけど、最後まで息切れせずに書ききって欲しいですね…。今のところ凄く良くできてると思います。端折るところは端折って、足すところは足して丁寧にやってます。ただ、8/1313話に持ってきたのはこだわりだろうけど、ちょっとあとの話数足りるの?と心配になりますよね?w

 と、まさかXBOX365まで買う羽目になるなるとは思いませんでした…。自分はとても大好きなゲームです。

2 comments

  • 意外だ、先輩は牧瀬紅莉栖のような女性が好みのタイプだとばかり思っていたので。
    ホビージャパンのガイドブックは再販予定が無いので買うならおやめに。

  • ◇師走ドン
    助手は良いと思うよ。二番目にねw
    あと、ホビージャパンのは八月に再版されてズッ転けたよwまあ、売れるんだろうねww

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