リトル・フォレスト 夏・秋

 と言うワケで、『リトル・フォレスト 夏・秋』を見に行ってきました。元々、五十嵐大介の原作『リトル・フォレスト』好きですし、橋本愛が主演と聞いていたので、否応なく見に行くつもりだったのですが、2014/08/30公開というのはうっかり漏らして、先週上京してたのに舞台挨拶スルーしちゃいましたよ…。新宿ピカデリーに行ってたのにw(G-レコ見てました)

 で、どんな内容の映画かというと、『あまちゃん』のユイちゃんでおなじみの橋本愛演じるいち子が脇汗とか首汗とかかくのも辞さずに、チェーンソーとか使いながら農作業に勤しむ傍らご飯を食べる話です。それ以上でもそれ以下でもないです。
 いくらかネットの紹介も有りますね…⇒<リトル・フォレスト 夏・秋> 橋本愛「あまちゃん」脱皮!東北の小さな村で自然とともに暮らす素敵と厳しさ…瑞々しい演技で出世作
 他の人も登場しますが、殆どが橋本愛が農作業したり料理したりする風景に独白(モノローグ)がかかる構成ですので、橋本愛ファンにとってはたまらないですね。実際たまりませんでした。関係ないですけど、少ないキャストの中で、いち子の友人であるキッコ松岡茉優がやってたわけですが…またかよwwと、思わず劇場で笑ってしまいました。『桐島、部活やめるってよ』とか『あまちゃん』でも、この方は橋本愛と共演しています。『あまちゃん』で言うところのGMTのリーダー・埼玉の入間しおりですね。
 原作サッパリ忘れた状態で見に行ったんですが、驚いたことに構成こそ変えていますが各エピソードは殆どそのままです。これはこれで凄い。冒頭のナレーションもコミックス冒頭の文章そのままですね。

原作
小森のこと
”小森”は東北地方のとある村の中の
小さな集落です
商店などはなく ちょっとした買い物なら
役場のある村の中心まで出ると
農協の小さなスーパーか商店が数軒
行きはおおむね下りなので 自転車で30分くらい
帰りはどのくらいかかるのかなぁ…
冬は雪のため徒歩になります
のんびりと1時間半でしょうか
でも ほとんどの人たちは
買い物は隣町の大きな郊外型スーパー
なんかに行くようです
わたしがそこにいくとなると
ほぼ一日がかりになりますi

映画
小森は東北地方のとある村の中の小さな集落です。
商店などはなく、ちょっとした買い物なら
役場のある村の中心まで出ると、農協の小さなスーパーや商店が数軒。
行きはおおむね下りなので自転車で30分くらい。
帰りはどのくらいにかかるかな……。
冬は雪のため徒歩になります。のんびり1時間半でしょうか。
でもほとんどの人たちは、買い物は隣町の大きな
郊外型のスーパーなんかに行くようです。
わたしがそこに行くとなると、ほぼ1日がかりになります。ii

 映画の舞台は岩手県奥州市のとある村の中のちいさな集落・小森なんですが、これ、原作の舞台もココだったんですね。気がつきませんで。去年あまちゃんのロケ地巡りしたときについでに平泉に拠ったんですが、大体この辺ですね。綺麗なところでした。

衣川のリス

衣川のリス

 原作忘れていたモノのイメージ通りのいち子の家が出てきたので、モデルになった家そのまま使ったか、原作のイメージ通りに一から建てたのかと思いましたが、パンフレット読むに原作者の五十嵐大介が暮らした家=いち子の家のモデルは、すでに他の方が暮らしていたので、似たような家を改装して使用したようですね。凄い違和感なかったです。むしろ、漫画から飛び出てきたのかと思ったくらい。
 
 食べ物についてはホントに美味しそうに撮ってました。季節感を大事にした映画なので衣川の自然もかなり綺麗に撮れています。橋本愛の着てる服は野良着などはそれっぽいのですが、部屋着はかなりおしゃれなので、違和感有りますがw出て来る食べ物も洒落たモノが多いのでその辺は違和感ないんですけどね。ともあれ、個人的には大好きな映画です。
 もっと映画独自の展開あるのかと思ってましたが、原作読み返してみると割とそのまんまでした。ひれ付けたら泳げそうとか、夜の訪問者とかかなりそのまんまですね。と言うワケで、映画のパンフレットと原作見比べて各エピソードの原作との対比をまとめてみました。

夏編
Dish1:ストーブ・パン⇒10th dish ストーブ・パン
Dish2:米サワー⇒23rd dish 米サワー
Dish3:グミのジャム⇒1st dish グミ
Dish4:ウスターソース と ぬてら⇒2nd dish ウスターソース
Dish5:ミズとろろ⇒11th dish ミズ(ウワバミソウ)
Dish6:岩魚の塩焼き⇒12th dish 岩魚
Dish7:自家製ホールトマト⇒24th dish トマト

秋編
Dish1:あけびのサブジ風⇒25th dish あけびの実
Dish2:くるみごはん⇒13th dish くるみごはん
Dish3:岩魚の南蛮漬け⇒17th dish 岩魚の南蛮漬け
Dish4:栗の渋皮煮⇒14th dish 栗の渋皮煮
Dish5:干し芋⇒27th dish サトイモ サツマイモ
Dish6:合鴨ステーキ⇒26th dish アイガモ
Dish7:シチュー と ホウレンソウのソテー⇒15th dish ニンジンと青菜

 エピソードごとのプロットはほとんどは原作通りですが、原作ではバラバラだった時系列を季節ごとに並べ替えたような感じですかね。映画独自の展開も有るにはありますが、あくまでも原作の行間を埋める感じデス。原作は全部で33エピソード有りますから、秋編冬編が同じくらいのペースなら、もしかしたらいくらか漏れるエピソードもあるかも知れませんね。
 静岡ではどうやら今週で上映は終了のようなので、あとはソフト化するのを待つだけです。これはズーッと環境ビデオ的に流したい映画です。見に行って良かった。
 いまから『リトル・フォレスト 冬・春』が待ち遠しいのです!

 
  1. 五十嵐大介『リトル・フォレスト 1巻』ワイドKCアフタヌーン P.11 [戻る]
  2. 『リトル・フォレスト 夏・秋 パンフレット』表紙 [戻る]

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