NHKドラマ 蒼穹の昴 第六回 皇帝のお気に入り
と言うコトで、今回は梁文秀活躍の回ですね。彼が慈嬉太后に《治平宝鑑》を講釈するのが見所ですね。話に出て来る孝荘太后は太宗・ホンタイジの皇后にして順治帝の母后で同時に康煕帝の祖母に当たる人ですね。…まあ、同時にドルゴンと恋仲にあったとか言われる人でもあるわけですが…。聡明だったとか、美人であったとか言われる人なんですが…。
《清史図典1》P.194
画像を見ると…なんだか、微妙…。頭は良いんでしょうけどね。
《清史図典2》P.175
一応、まだまとも?だと思われる画像をチョイス。晩年はガキ使いのおばちゃん(浅見千代子)似の老女になっていくわけです…。あわわ…。
で、原作に出てきたのかよく憶えてませんが、《治平宝鑑》と言う書物、どうやらいい加減にチョイスしたわけではなく、本当にある書物みたいですね。
《治平宝鑑》は慈嬉太后勅撰の書物みたいですね。漢代から明代までの政治に参与した女性に関する歴史書…だったみたいですね。と言うワケで、慈嬉太后に《治平宝鑑》の講釈するというのも…なんだか釈迦に説法という感じもしますね。おまけに明末で記述が終わっているようなので、この本に孝荘皇后が出てくるかはちょっと微妙ですし…。
ちなみに字幕では孝庄文皇后となっていましたが、《清史稿》などでは孝莊文皇后ですね。簡体字変換するときに間違えたんでしょうが、国営放送がカッコワルイ。