SPACE BATTLESHIP ヤマト
と言うワケで、SPACE BATTLESHIP ヤマトを見てきました……。一言で言うと、宇宙からのメッセージやさよならジュピターなどの日本のSF映画の正当な後継作ですね。お金をかけたかくし芸大会という感じもしますが…。うん、これについてはネタバレしないのは無理ですね。まずは本編に関係ない程度にネタバレ…。
あとは本編に関わるネタバレですので、興味のある方はご覧下さい!
え~あらすじはまんま宇宙戦艦ヤマトですね。ただ所々現代的なアレンジが加わってる感じデスね。まあ、もう35年も前のアニメなので今の人たちは知らない筋でしょうねぇ。
まずは登場人物→
でも、まず最初に一言言わせて下さい。何でガミラスが人間じゃなくて、カマキリみたいなリトルグレイ型のメタルゾンビというか鉱物系の意識集合体になってるんですか!!もうそのネタはマクロスFとか、劇場版のガンダムOOでもう散々ゲンナリしたのに、またゲンナリさせられました。アレは鉄鉱石だけどこっちは水晶体だからさ!とか言われても、Dr.マンハッタンがELSと融合してクリスタル・ボーイになったような物体をデスラーですって言われても納得出来ませんよ…。
と、後は松本零士的宇宙表現は、もう、ちょっと実写では説得力ないのかなって言うことですかね…。回転してるワケでもないのに、ヤマト内に重力があるんですよね…。無重力じゃないです。宇宙に出てるのに無重力表現がいっそ清々しいほど出てきません。チューブの宇宙食食べてるのに、女体化佐渡先生ivが一升瓶抱えてるわけですよね…。まあ、森雪vと称する黄色い塗り壁みたいな女性も、度々一人酒をコップであおるシーンが何度も出てきます。あまつさえ、ヤマトが横回転してミサイルをよけると横G掛かったりします…にもかかわらず席にも着かずにうろちょろしてるんですよね…。もう、ヤマト空間に浮いてるとしか思えないw
ワープの際も、最初こそ席に着いていたモノの、そのうち慣れてきてご飯食べながら談笑しつつワープしたり、ワープに入る間際にラブシーンが始まって子作りに励んだりします。アレは日本SF史に残る名シーンですね。ラストで子供が出来てるんですから、ワープ航行中に受精した最初の人類です。スペース・チャイルドにもほどがあります。地震が起きたってもう少し用心するだろうにワープで気を抜きすぎですよ!ヤマトの乗組員は順応性ありすぎです。
佐渡先生なり相原viなりが女性になってたのは、むさ苦しいおっさんばかりの宇宙ものにならないためでしょうから、あまり気になりませんでした。むしろ、今後、相原はこっちの方でお願いします。でも、森雪、テメーはダメだ!
ナレーターがささきいさおというのはサービスにしても、デスラーが伊武雅刀、サーシャ…というかイスカンダルが上田みゆき、アナライザーさんが緒方賢一とアニメ版を踏襲した配役でした。むしろ、アニメ版の声優さんでアフレコしたバージョンとかあったら面白そうですね。古代進は山ちゃんで良いので是非ともw
正直、ドリフのもしもシリーズみたいに、もしも、キムタクがヤマトの世界に紛れ込んだとしたら…というオチのないコントを延々見させられている感じは否めませんでしたね…。ネタとしては面白いんですが、特に後半は無意味に尺の長いラブシーンが続くので上映時間の138分がとてつもなく長い時間に感じました。こんなに尺割くならその時間で冥王星の反射衛星砲とかドメル艦隊とかに割けただろうに…。で、その割にこの映画のテーマは愛ではなくて、自己犠牲とか特攻とか神風なんじゃないかと思うような結論でしたね。
まあ、その他にも色々と香ばしい部分はあるんですが、何だか書きたいことはあらかた書いたので良いような気がしますwもう、サラッとエンドロール後のことも書いちゃったので満足しました。
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