宣教師の見た肅親王ホーゲ

 と言うワケで、ゴールデンウィークを利用して、矢沢利彦センセの”De bello Tartarico historia“の訳本、『だったん戦争記』を確認してきました。収蔵図書館がやたら少ないと思ったらこれ、50頁程度の同人誌ですわ…。後書きにも、ワープロ・文豪mini7買ったンで三ヶ月で打ち込んでみたゾ!みたいなコトが書かれてますね。おう、同人誌や…。ただ、中身についてはやっぱり面白いコトが書いてありました。
 ”De bello Tartarico historia“はイタリア人のイエズス会宣教師である衛匡國ことマルティノ・マルティニ(Martino Martini)の著作です。主にアマワンこと皇父摂政王ドルゴン漢土征服時代のコトについてあれこれ書かれています。
 色々興味深い事と、それあんまり興味無いわっていう宣教師事情も書かれているのですが、まず、ホーゲの記事を引用してみましょう。

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『八旗制度の研究』メモ2 ─順治年間の宗室の出征─

 と言うワケで引き続き谷井センセの『八旗制度の研究』のメモです。この本は『天理大学学報』で発表された「八旗制度再考」という八本に及ぶ論文が元になっています。入関前を対象とした本論は元の論文の通りなのですが、入関後のことを対象にした附論iが付いていることが、自分にとってはこの本の最大のセールスポイントです。

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  1. 附論1 入関後における八旗制度の変化 [戻る]

『大清帝国の形成と八旗制』メモ2 ─ウラ ナラ閥とフリンの継位─

 続けて、杉山センセの『大清帝国の形成と八旗制』のメモ。今回は、第一節 両黄旗──ウラ=ナラ氏の部分です。何にせよ自分の興味あるドルゴン時代の政争についての記事が多いので、引用長めです。ていうか、この本あれば史料で調べられる範囲は全部網羅できちゃってる感じですかね…。あとは、参考文献に上がってる史料に直接当たるしか無いですね。細かい描写までは当然全部上がってはいないので。

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『大清帝国の形成と八旗制』メモ1 ─八旗を構成する氏族─

 と言うワケで、杉山清彦『大清帝国の形成と八旗制』名古屋大学出版会 をツラツラ読んでいました。要するにヌルハチからホンタイジに至るまでの「ダイチングルン」と「八旗制」については、おおよそこの本だけで用が足りてしまう素晴らしい本です。自分にとっては飛ばし読みすることが出来ない、中身の詰まった良著でした。個人的な感想にはなりますが、巻末の参考文献だけでも買う価値はあります。およそ、八旗制度についてはこの本を読むことがこれからの研究の原点となるはずです。これハードル高いわーどうすんだろホント。

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