ダヤン・ハーンのモンゴル
と言うわけで、岡田英弘『チンギス・ハーンとその子孫 ─もうひとつのモンゴル通史─』ビジネス社 を読んだので、その中でモンゴル関係のマンジュに絡みのあるところをメモ。固有名称は一部自分のなじみのある単語に変換してます。
宣和堂の節操のない日記
と言うわけで、岡田英弘『チンギス・ハーンとその子孫 ─もうひとつのモンゴル通史─』ビジネス社 を読んだので、その中でモンゴル関係のマンジュに絡みのあるところをメモ。固有名称は一部自分のなじみのある単語に変換してます。
運良く比較的安価な古書を発見したので、『満文老档』を購入…。というわけで、つらつら読んでいます。
○ sunja biyade, hibsu i aga agaha, hecemu golo be tucime,juwan jakūn dabagan be abalafi, jaka i golo be dosime jidere de, emke emken tob seme agaha manggi, mangga moo i adbadaha de aiha i adali filtahūn bisire be safi, ileci jancuhūn uthai hibsu, han ilme tuwafi, ere sain ningge, geise ambasa gemu ile some ilebuhe;
⇒五月に、蜂蜜の雨が降った。Hecemu 路を出て、Juwan Jakūn Dabagan に狩し、Jaka 路に入つて來る時、一粒一粒ぼつぼつと雨が降つた。その後で橡の葉に瑠璃のやうに輝きのあるのを見て、舐めると甘い。正に蜂蜜である。Han は舐めてみて、「これはよいものだ。諸王諸大臣は皆舐めよ。」といひ舐めさせた。i
清初のことを調べていると、なんとも《満文老档》がないと、どうしようもない…みたいな感じになってます。まぁ、もっと言えば中国第一歴史档案館蔵の《内国史院満文档案》見ないと詳しいことは分からんよ!なんですけどね…。まぁ、《満文老档》の和訳である東洋文庫の『満文老檔』の古書は検索すれば結構目につくんですが、価格は結構なお値段なんですよね…。で、仕方なくつらつらと国会図書館のサイト見てたら、『満文老檔』が電子化されている模様です!おお、すばらしい…と、中身見ようとしたら、現地に行かないと見せてあげないよ!っていう括りがある模様。グギギと思うものの、それぞれ目次がつけられていたので、今回はそれをペタペタ貼って誤魔化してみます。
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と言うワケで、お休み中は、前に橘玄雅的博客というブログの清宗室爵号清语考(简版)iという記事で見かけた、清朝の王号漢文マンジュ文の対応表を見直してました。下の表は、ほぼほぼリンク先の表の引き写しなんです。元々はこの表自体、《满语研究》1997年第02期という雑誌の程大鲲〈清代宗室亲王之封谥〉という論文を元に書かれてるっぽいですね…(自分は論文読んでないです)。
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