冰嬉その2 天命年間の氷上運動会
と言うわけでご無沙汰ですが、気がついたら冬期北京オリンピックが開催されていますね。個人的にはアメリカのNFL中継なんかを見ていると、去年はCMでTOKYO TOKYOうるさかったのに、今回はOlympic2022みたいな表記が多くてBeijingとは一言も言わない辺り政治的な意図を感じていささかビビってます。それはともかく人から聞かれて、清朝のスケート競技である冰嬉の検索をしたらちょっと面白い事が書いていたのでメモです。
Read more
宣和堂の節操のない日記
と言うわけでご無沙汰ですが、気がついたら冬期北京オリンピックが開催されていますね。個人的にはアメリカのNFL中継なんかを見ていると、去年はCMでTOKYO TOKYOうるさかったのに、今回はOlympic2022みたいな表記が多くてBeijingとは一言も言わない辺り政治的な意図を感じていささかビビってます。それはともかく人から聞かれて、清朝のスケート競技である冰嬉の検索をしたらちょっと面白い事が書いていたのでメモです。
Read more
運良く比較的安価な古書を発見したので、『満文老档』を購入…。というわけで、つらつら読んでいます。
○ sunja biyade, hibsu i aga agaha, hecemu golo be tucime,juwan jakūn dabagan be abalafi, jaka i golo be dosime jidere de, emke emken tob seme agaha manggi, mangga moo i adbadaha de aiha i adali filtahūn bisire be safi, ileci jancuhūn uthai hibsu, han ilme tuwafi, ere sain ningge, geise ambasa gemu ile some ilebuhe;
⇒五月に、蜂蜜の雨が降った。Hecemu 路を出て、Juwan Jakūn Dabagan に狩し、Jaka 路に入つて來る時、一粒一粒ぼつぼつと雨が降つた。その後で橡の葉に瑠璃のやうに輝きのあるのを見て、舐めると甘い。正に蜂蜜である。Han は舐めてみて、「これはよいものだ。諸王諸大臣は皆舐めよ。」といひ舐めさせた。i
今回はマングルタイ兄弟謀反未遂事件に登場する、「金国汗印」もしくは「大金国皇帝之印」、「金国皇帝之印」の話です。
Read more
と言うわけで、前回触れた大将軍号印の話から、今回はドルゴンの入関前後からの勅書に捺印される印璽の話です。
まず、「グルンの印璽制度をめぐって─ダイチン・グルン太祖と太宗時代の実態─」という論文から長めの引用です。
Read more
と言うワケで、佐藤文俊『李自成─駅卒から紫禁城の主へ(世界史リブレット人041)』山川出版のメモ第二弾です。大まかなところは面白いのですが、細かく調べると多分あの辺りとかこの辺りとか違うんじゃないかなぁ…という予感は有るものの、おもろいです。